図面がない工場や、付いている位置が図面にない防犯カメラを、写真から出せるかを比べます。この記事では、これまでの3本の記事の結果を並べました。モデルは工場とドラッグストアの2つです。広角と魚眼のカメラは、同じドラッグストアを使っています。工場は写真8枚と分かっている長さから建屋を作りました。カメラはそれぞれ静止画1枚の点をモデルの同じ点と組にし、AIがMCPで呼ぶ道具(solve_photo_camera と get_visibility)で位置と映る範囲を確かめました。

1. 写真から出した値と、正解との比較

記事・条件確かめたもの写真から出した値比べた結果
工場:写真と見比べて直した後建屋の奥行き24.0 m正解28.0 m、誤差−4.0 m(−14%)
工場:同じモデル壁の高さ9.0 m正解8.6 m、誤差+0.4 m
広角カメラ:ゆがみを考えずに解く位置のずれ1.12 m点の外れ(平均)6.2画素、映る床の重なり0%
広角カメラ:lens: radial で解く位置のずれ0.06 m点の外れ(平均)1.5画素、映る床の重なり98%
魚眼カメラ:ふつうのカメラとして解く位置のずれ121.37 m点の外れ(平均)200.3画素
魚眼カメラ:lens: fisheye で解く位置のずれ0.02 m点の外れ(平均)1.5画素、映る床の重なり99.9%
同じドラッグストア:見る高さを変える映る広さ天井のカメラは床で221 m²、頭の高さ(1.6 m)で413.13 m²隅の広角カメラは頭の高さで210.13 m²

2. 分かること

  • 工場の形を作れても、寸法は推定。 写真8枚から作った工場の奥行きは、正解28.0 mに対して24.0 mで、誤差は−4.0 m(−14%)でした。壁の高さは正解8.6 mに対して9.0 mで、誤差は+0.4 mでした。元の記事は、幅を実測すれば最大の誤差が消えたと書いています。
  • レンズに合う解き方を使う。 広角カメラの位置のずれは、ゆがみを考えないと1.12 m、lens: radial なら0.06 mです。映る床の重なりは0%と98%です。魚眼は、ふつうのカメラとして解くと121.37 mずれます。lens: fisheye なら0.02 mで、床は99.9%重なります。
  • 床と人の頭では、映る範囲が違う。 天井のカメラが見る広さは床で221 m²、頭の高さ1.6 mでは413.13 m²です。同じ店の隅の広角カメラは、頭の高さで210.13 m²です。床を見る線は棚に当たりますが、頭の高さなら棚の上を越えやすくなります。

3. それぞれの記事

4. AIへの頼み方

この写真と分かっている寸法から、建屋と見える設備を作り、推定した寸法に印を付けてください。防犯カメラは、人の写らない静止画と図面の同じ点を使い、レンズに合う方法で位置と映る範囲を出してください。写真と見比べ、現地で測る場所と、写真だけでは分からないことを示してください。

5. 確かめていないこと

  • 工場の写真は生成したもので、カメラの記事の写真もモデルから作ったものです。実際の写真では読み取りの誤差がもっと大きいことがあります。
  • 工場の寸法はすべて、写真の中の比率からの推定です。ほかの機械の陰になった機械、部屋の奥、事務所の中は分かりません。旋盤とマシニングセンタの区別もつきません。図面はモデルを縮尺どおりに描いたもので、測量ではありません。
  • 工場のシミュレーションの到着の間隔、積み下ろしの時間、加工時間は、担当者がプロンプトに書いた仮定です。フォークリフト同士の衝突や、実際の運転者のふるまいは計算しません。
  • カメラのレンズのゆがみの大きさと、部品の届く距離は仮定です。映る範囲は、視野と視線だけで数えています。画質や明るさ、人の顔が見分けられるかは数えていません。
  • 魚眼は等距離射影です。ほかの射影の魚眼レンズで合うかは確かめていません。魚眼の記事は奥の扉を閉めて数えています。扉を開けると、奥の部屋やトイレの中まで見通すことがあります。