保育園のモデルから始める(無料登録)か、自分の図面を描いてください。保育園では、避難と消火の訓練を毎月行います。この記事では、模擬の保育園で、部屋ごとに外への出口まで何メートル歩くかをAIに測ってもらい、その経路を平面図に描いて避難経路図にしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。
1. 決まりが求めること
- 非常口と計画と、毎月の訓練。 児童福祉施設は、消火用具・非常口などの設備を設け、非常災害に対する具体的な計画を立てて、注意と訓練をするよう努めます。避難と消火の訓練は、少なくとも毎月1回行います(児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第6条)。
- 出口までの歩行距離。 建築基準法施行令第120条は、居室の各部分から直通階段までの歩行距離の上限を決めています。児童福祉施設などの居室は、主要構造部が準耐火構造か不燃材料なら50 m、それ以外は30 mです。出口のある階(避難階)では、屋外への出口までがその2倍です(第125条第1項)。この記事では、木造などで準耐火構造でないとして、平屋の園舎の上限を60 mとしました。
AIは check_space の walkingDistance で、部屋のどの点からでも、壁・扉と家具を回って外への出口まで歩くいちばん短い道のりと、その経路を測りました。get_view_image の routes が、その経路を平面図に描きます。
2. 園舎と出口
模擬の保育園は、園庭のある平屋の園舎です。廊下の南に0〜5歳児の保育室が6つ並び、どの保育室にも園庭への扉があります。廊下の北に玄関、事務室・医務室、調理室、調乳室・沐浴室、遊戯室、職員休憩室があり、外への出口は玄関の扉と、保育室の6つの園庭への扉です。測ったのは、子どもと職員がいる11の部屋です(玄関・廊下・トイレは除きました)。
3. いちばん近い出口へ
| 部屋 | いちばん遠い点から出口まで | 出口 |
|---|---|---|
| 0歳児室(ほふく室) | 8.62 m | 0歳児室の園庭への扉 |
| 1歳児室(ほふく室) | 8.72 m | 1歳児室の園庭への扉 |
| 2歳児室 | 8.24 m | 2歳児室の園庭への扉 |
| 3歳児室 | 8.30 m | 3歳児室の園庭への扉 |
| 4歳児室 | 8.36 m | 4歳児室の園庭への扉 |
| 5歳児室 | 8.36 m | 5歳児室の園庭への扉 |
| 遊戯室 | 20.27 m | 4歳児室の園庭への扉 |
| 事務室・医務室 | 17.72 m | 玄関の扉 |
| 調理室 | 18.31 m | 2歳児室の園庭への扉 |
| 調乳室・沐浴室 | 18.05 m | 3歳児室の園庭への扉 |
| 職員休憩室 | 19.14 m | 5歳児室の園庭への扉 |
保育室は、どれも自分の園庭への扉まで9 m以内です。廊下の北の部屋は、事務室・医務室は玄関から、ほかは廊下を渡って保育室を抜け、その園庭への扉から出るのがいちばん近く、どこも20.27 m以内です。上限の60 mには、どの部屋も十分に収まります。
4. 園庭に出られないとき
園庭の側で火が出た、園庭が使えないといったときに備えて、出口を玄関の扉だけにして測りました。
| 部屋 | 玄関の扉まで |
|---|---|
| 0歳児室(ほふく室) | 18.26 m |
| 1歳児室(ほふく室) | 19.95 m |
| 2歳児室 | 24.16 m |
| 3歳児室 | 28.05 m |
| 4歳児室 | 32.19 m |
| 5歳児室 | 36.46 m |
| 遊戯室 | 32.77 m |
| 事務室・医務室 | 17.72 m |
| 調理室 | 21.73 m |
| 調乳室・沐浴室 | 26.53 m |
| 職員休憩室 | 38.33 m |
- 玄関から遠い東の部屋ほど長くなり、5歳児室は36.46 m、職員休憩室は38.33 mです。60 mには収まります。
- どの部屋からも、廊下を通って玄関に出ます。廊下に物を置くと、この経路がふさがります。
5. 避難経路図として使う
- 2つの図を掲示と訓練に。 上の2つの図は、部屋ごとに、いちばん近い出口と、園庭に出られないときの出口までの経路を示します。避難経路図や、訓練の計画の下図に使えます。
- 訓練のたびに直す。 家具や扉の位置を変えたら、AIにもう一度測ってもらい、図を描き直します。
6. 使い方と、分からないこと
- 歩行距離は図面から。 経路は、描いた壁・扉・家具を回るいちばん短い道のりで、誤差の幅は0.03 mです。現地の扉の開き方や、置いてある物は確かめてください。
- 構造は仮定。 準耐火構造でないとして30 m(避難階で60 m)にしました。主要構造部が準耐火構造か不燃材料なら50 m(100 m)です。
- 見ていないもの。 子どもを連れて避難する時間、乳児の運び方、避難先(園庭の外の集合場所)、消防の設備、建築確認や消防の検査で使う測り方は確かめていません。
使った道具
check_space:部屋ごとに、いちばん遠い点から外への出口までの歩行距離(walkingDistance、避難階exitFloor、家具も回るfurniture)、置き方に問題がないかget_view_image:経路を平面図に描く(routes)



