大宴会場のモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。パーティーがお開きになると、お客様は10分ほどで宴会場を出て、コートを預けた人はクロークに並びます。この記事では、会員向けの200名の大宴会場のモデルで、AIがロビーにクロークを置き、お開きのあとをシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 宴会場とお開きのあとの流れ

200名の宴会場の平面図とロビーのクローク
丸テーブル20卓とダンスフロア、南にビュッフェ台、その南のロビーに入口とクロークのカウンター、後ろにコート掛け2台
  • 10名の丸テーブル20卓の宴会場で、南のロビーに扉が2つ(西・東)あります。AIは1回の変更(edit_space)で、ロビーの入口の東にクロークのカウンター(幅3 m)と、その後ろにコート掛け2台を置きました。check_space の指摘は0件です。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • お開きから10分のあいだに、200名が宴会場の2つの扉から100名ずつ、同じ間隔で出てきます。
  • コートや荷物を預けた人(40・60・80%)は、クロークのカウンターの前に並び、係に番号札を渡します。係は1着を探して渡すのに20秒〜1分30秒(いちばん多いのは40秒、平均50秒)かかります。
  • 受け取ったら、またはコートを預けていない人はそのまま、入口から帰ります。
  • 人数と時間はどれも仮定です。自分の会場の記録に置きかえて使います。

2. クロークの係とコートを預けた人

AIは、クロークの係(2・3・4人)とコートを預けた人の割合(40・60・80%)を変えて(sweep_process_parameters)、20回ずつ比べました。待ちはコートを預けた人1人の平均、いちばん長い待ちは20回の平均、最後の人が帰るまではお開きからの時間です。

コートを預けた人クロークの係待ち(平均)いちばん長い待ち最後の人が帰るまで
40%2人11.3分22.7分33.8分
40%3人5.9分11.9分22.9分
40%4人3.2分6.5分17.5分
60%2人19.1分38.4分49.5分
60%3人11.0分22.2分33.3分
60%4人7.0分14.1分25.2分
80%2人27.5分55.2分66.4分
80%3人16.6分33.3分44.5分
80%4人11.1分22.5分33.7分
  • 60%が預けて係2人なら、待ちは平均19.1分、最後の人が帰るのはお開きから49.5分後です。待つ人は最も多いとき92.7人で、ロビーに列ができます。
  • 最後の人が帰るまでは、預けたコートの数×1着の平均50秒÷係の人数とほぼ同じです。60%なら120着×50秒で100分の仕事なので、2人で50分、3人で33分、4人で25分です(シミュレーションでは49.5分、33.3分、25.2分)。お客様は10分で出てくるので、係が少ないと、ほとんどの人が並びます。
  • 冬で80%が預けるなら4人で33.7分で、40%のときの2人(33.8分)とほぼ同じです。

3. 1着を早く出す

預かるときに番号札の順にコート掛けへ掛けておくなどで、1着を探す時間を6割に短くした場合を、コートを預けた人60%で比べました。

クロークの係1着を出す時間待ち(平均)いちばん長い待ち最後の人が帰るまで
2人いまの時間19.1分38.4分49.5分
3人いまの時間11.0分22.2分33.3分
2人6割に短く9.5分19.1分29.8分
3人6割に短く4.7分9.4分20.2分
  • 1着を6割の時間で出せれば、係2人でも最後の人は29.8分で帰り、いまの時間の3人(33.3分)より早くなります。

4. この確かめ方の使い方

  • 自分の会場を描き(図面のPDFや写真からでも)、お客様の人数、お開きから出てくるまでの時間、コートを預ける人の割合、1着を出す時間、クロークの係の人数をAIに伝えてください。クロークの場所やカウンターの幅を変えた配置も、AIが図面に置いて確かめます。
  • 確かめていないのは、開宴前にコートを預ける受付、大きな荷物や引き出物の袋、ロビーで歓談して帰りが遅れる人、2次会へ急ぐ人、クロークの前の列の並び方とロビーの混み合い、エレベーターや駐車場です。