認知症グループホームのモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。夜勤が1人のときに2人から呼ばれると、あとの人は待ちます。この記事では、会員向けの1ユニット9室のグループホームで、AIが夜の呼び出しをシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字は、すべてその結果です。

1. ホームと夜の流れ

認知症グループホームの平面図
北に居室5室、南に居室4室とスタッフ室・玄関ホール、中央に居間・食堂、西に浴室とトイレ2つ
  • 1ユニット(共同生活住居)に居室9室とスタッフ室があります。check_space の指摘は0件です。
  • 国の基準は、夜間と深夜の時間帯を通じて、共同生活住居ごとに1人以上の介護従業者に夜勤をさせることを求めます(指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準 第90条第1項。3つの共同生活住居が同じ階で隣り合うなどの条件を満たせば、3つで2人以上でもよい)。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • 22:00〜6:00に、9人の入居者が居室からばらばらに呼びます。1人あたり1晩に平均2回です(トイレの介助や、目が覚めて不安なとき)。
  • 職員はスタッフ室で待ち、空いている職員が居室へ行って介助します。介助は平均10分です(5〜20分、いちばん多いのは5分)。
  • ほかの居室で介助している間に呼ばれると、終わるまで待ちます。
  • 回数と時間はどれも仮定です。自分のホームの入居者の様子に置きかえて使います。

2. 呼び出しの回数と職員の数

AIは、1人あたり1晩の呼び出し(1・2・3回)と夜勤の職員(1人・2人)を変えて(sweep_process_parameters)、20晩ずつ比べました。待ちは、呼んでから職員の手が空くまでです。いちばん長い待ちは、その晩でいちばん長い待ちの20晩の平均です。

職員1人の呼び出し1晩の呼び出し待ち(平均)いちばん長い待ち同時に待つ人(最多)
1人1回8.4回0.8分5.0分0.9人
1人2回16.9回3.3分15.2分1.7人
1人3回26.6回7.0分27.3分2.9人
2人1回8.4回0.0分0.4分0.1人
2人2回16.9回0.2分2.2分0.5人
2人3回26.6回0.6分6.0分1.4人
  • 夜勤1人で1人あたり2回なら、待ちは平均3.3分ですが、その晩でいちばん長い待ちは平均15.2分です。3回なら27.3分です。
  • 職員が手の空いたあと居室まで歩くのは平均7.6秒で、待ちのほとんどは、ほかの居室で介助している時間です。
  • 夜勤2人なら、3回でもいちばん長い待ちは6.0分です。

3. 介助の時間

1人あたり2回で、介助の平均の時間(10・15・20分)を変えました。

職員介助(平均)待ち(平均)いちばん長い待ち
1人10分3.3分15.2分
1人15分8.3分30.9分
1人20分17.6分54.5分
2人10分0.2分2.2分
2人15分0.8分6.1分
2人20分1.9分11.7分
  • 介助が長い入居者がいると、夜勤1人では待ちが急に延びます。平均20分なら、いちばん長い待ちは54.5分です。

4. この確かめ方の使い方

  • 自分のホームを描き(図面のPDFや写真からでも)、入居者ごとの夜の呼び出しの回数と介助の時間をAIに伝えてください。記録から数えた回数を使うと、実際に近づきます。
  • 確かめていないのは、見回り・記録・洗濯など夜勤のほかの仕事、休憩と仮眠、2人で介助する入居者、転倒などの急な対応、センサーや見守りの機器です。