空の2LDKのモデルから始める(無料登録)か、自分の部屋を描きます。引っ越しの前や、ソファを買う前には、扉を通るかが気になります。答えは、玄関の外の廊下、通る扉それぞれの幅と高さ、廊下の曲がり角、家具をどの向きで運ぶかで決まります。この記事では、架空のマンションでその確認を、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具で行いました。数字はすべて、その実行の結果です。
部屋
68 m²の2LDKです。クローゼット付きの洋室が2つ、キッチンが続く16 m²のリビング・ダイニング、洗面所、浴室、トイレがあります。玄関の外は、手すり壁のある幅1.2 mの共用廊下(外廊下)です。玄関ドアは幅0.9 m・高さ2.1 m、室内の扉は幅0.8 m・高さ2.0 mです。洋室1は、幅1.5 mの引き戸でリビングにもつながっています。
1. ソファは入るか
家族は3つのソファで迷っています。check_space に carry を付けると、それぞれを硬い箱として共用廊下からリビングまで動かし、曲がり角と扉で回します。向きは、そのまま(立てたまま)、背を下に寝かせる、横倒し(ひじ掛けを下に立てる)の順に試します。どの向きでも、左右に2.5 cmずつの余裕を残します。
| ソファ(幅 × 奥行き × 高さ) | 結果 |
|---|---|
| 3人掛け、2.1 × 0.85 × 0.8 m | 入りません。脚を下にしても背を下にしても、廊下から玄関ドアへ曲がれません。横倒しにすると高さ2.1 mで、室内のどの扉より高くなります。 |
| 2人掛け、1.6 × 0.8 × 0.8 m | 入りません。脚を下にしたままでは玄関ドアへ曲がれません。横倒しなら廊下を進めますが、幅0.8 mのリビングの扉で止まります。 |
| ローソファ、1.8 × 0.85 × 0.65 m | 横倒し(高さ1.8 m)で入ります。玄関ドアとリビングの扉を通り、7.4 mです。 |
入らない向きでは、答えに、部屋にいちばん近づいた場所(玄関ドアの前、リビングの扉の前)と、止めた壁や扉が載ります。この部屋で決め手になるのは2つです。1つは幅1.2 mの共用廊下から玄関へ曲がるところで、3つのソファはどれも、脚を下にしても背を下にしても曲がれません。もう1つは幅0.8 mのリビングの扉です。左右に2.5 cmずつ余裕を残すと、家具のどこかの辺が0.75 m未満でないと通れません。
2. ほかの家具
もう1回 carry を呼び、残りの6点をそれぞれの部屋まで確かめます。冷蔵庫と洗濯機は、メーカーの指示どおり立てたまま運びます(upright: true)。
| 家具(幅 × 奥行き × 高さ) | 行き先 | 向き | 通る扉 |
|---|---|---|---|
| ダブルのマットレス、1.4 × 1.95 × 0.25 m | 洋室2 | 縦に立てる(高さ1.95 m) | 玄関ドア、洋室2の扉 |
| 洋服だんす、1.2 × 0.6 × 1.8 m | 洋室1 | 立てたまま | 玄関ドア、洋室1の扉 |
| 冷蔵庫、0.65 × 0.7 × 1.8 m | キッチン | 立てたまま | 玄関ドア、リビングの扉 |
| 洗濯機、0.6 × 0.65 × 1.0 m | 洗面所 | 立てたまま | 玄関ドア、洗面所の扉 |
| ダイニングテーブル、1.4 × 0.8 × 0.72 m | リビング | 横倒し(高さ1.4 m) | 玄関ドア、洋室1とその引き戸 |
| 机、1.0 × 0.6 × 0.72 m | 洋室1 | 立てたまま | 玄関ドア、洋室1の扉 |
6点とも入ります。マットレスは平らに寝かせると共用廊下にも収まらないので、縦に立てて運びます。テーブルは、立てたままでも背を下にしても玄関へ曲がれないので横倒しにします。見つかった経路は洋室1を通ります。
3. 置いて、部屋を確かめる
AIが edit_space で家具を置きます。
- ローソファはリビングの西の壁際に置き、ローテーブルに向けます。
- ダイニングテーブルは、椅子4脚と一緒にキッチンのそばに置きます。
- ダブルベッドは洋室2に置きます。
- 机は洋室1の窓の下に置き、洋服だんすをその隣に置きます。
check_space の指摘は1件です。ベッドが洋室2のクローゼットから0.8 mしか離れておらず、通路の0.9 mに足りません。AIがベッドを南へ0.1 m動かすと、指摘はなくなります。家具をすべて置いたあと、carry に part を付けて、ソファと洋服だんすを確かめ直します。今度はほかの家具も邪魔になりますが、どちらも同じ向きで入ります。
Laydyneがすること・しないこと
Laydyneは、家具を硬い箱として平面上で動かし、左右に2.5 cmずつの余裕を残します。運ぶ向きで家具より低い扉は、閉じているものとして扱います。見つかった経路は、実際に通れる経路です。
次のことはしません。
- 家具を立体的に傾けて、曲がり角や扉を抜けること
- 運ぶ途中で向きを変えること
- 脚や扉を外すこと
- 階段、エレベーター、バルコニーを使うこと
そのため、Laydyneが入らないと答えた家具でも、引っ越し業者なら入れられることがあります。また、曲がり角を通れる長さの上限から10 cm以内の家具は、通らないと答えることがあります。扉の戸や戸当たりで、通れる幅は数cm狭くなります。実際の有効開口と家具を測り、自分の玄関の外の廊下や踊り場もモデルにしてください。寸法は代表値で、実測した部屋ではありません。
同じ確認は、どんな箱にも使えます。売場へ運ぶショーケース、ユニットを置く歯科の区画、工場の機械の置き場です。



