64席のオフィスフロアのモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。複合機の台数を減らすと費用は下がりますが、印刷を取りに行った人が待つようになります。この記事では、会員向けのオフィスのモデルで、AIが朝の2時間の印刷をシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. オフィスと印刷の流れ

64席のオフィスフロアの平面図
北に8人の島が8つ、中央の帯の西の端と真ん中に複合機2台、ロッカーと収納、南に会議室3室・フォンブース・パントリー・トイレ、東に受付とエレベーター
  • 8人の島が8つ、64席のオフィスです。複合機は2台で、中央の帯の西の端と真ん中にあります。check_space の指摘は0件です。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • 9:00〜11:00に、64人がそれぞれ1時間に1回など、ばらばらに印刷します。
  • 席から、使っている複合機のうち空いていていちばん近い1台へ歩き、使っていれば待って、印刷して取ります(30秒〜2分、いちばん多いのは45秒)。そして席に戻ります。
  • 人数と時間はどれも仮定です。自分の職場の記録に置きかえて使います。

2. 複合機の台数と、印刷する回数

AIは、使う複合機(1台・2台)と1人が印刷する回数(2時間に1回・1時間に1回・40分に1回)を変えて(sweep_process_parameters)、20回ずつ比べました。1台のときは西の壁ぎわの1台です。席を立ってから戻るまでと待つのは1回の平均、いちばん長い待ちは20回の平均、歩く距離は1回の往復です。

1人が印刷する回数複合機席を立ってから戻るまで(平均)待つ(平均)いちばん長い待ち1回に歩く距離(往復)
2時間に1回1台2.4分0.9分4.3分29.4 m
2時間に1回2台1.5分0.1分1.0分21.8 m
1時間に1回1台14.8分13.3分25.6分29.7 m
1時間に1回2台1.8分0.4分2.4分22.7 m
40分に1回1台47.0分45.5分89.2分29.7 m
40分に1回2台2.8分1.4分5.3分23.1 m
  • 1人が1時間に1回なら、64人で2時間に129.4回です。1台では待つのが平均13.3分、いちばん長い待ちは25.6分で、席を立ってから戻るまで14.8分です。2台なら待つのは0.4分、戻るまで1.8分です。
  • 1台で済むのは、1人2時間に1回くらいまでで、待つのは平均0.9分です。

3. 2台目の置き場所

AIは1回の変更(edit_space)で、2台目の複合機を中央の帯の東の端(収納の東)へ動かし、2台のまま同じ印刷を流しました。

1人が印刷する回数2台目の場所席を立ってから戻るまで(平均)1回に歩く距離(往復)全員で歩く距離(2時間)
2時間に1回いまの場所(帯の真ん中)1.5分21.8 m1,441 m
2時間に1回東の端1.5分25.1 m1,658 m
1時間に1回いまの場所(帯の真ん中)1.8分22.7 m2,941 m
1時間に1回東の端1.8分26.2 m3,388 m
40分に1回いまの場所(帯の真ん中)2.8分23.1 m4,473 m
40分に1回東の端2.9分26.4 m5,111 m
  • 2台目を真ん中から東の端へ動かすと、東の島からは近くなりますが、真ん中の島からは遠くなるので、1時間に1回なら1回に歩く距離は往復22.7 mから26.2 m、全員で2,941 mから3,388 mに15%延びます。待つ時間はほとんど変わりません。
  • 西の端の1台と組み合わせるなら、いまの真ん中のほうが全員から見て近い場所です。

4. この確かめ方の使い方

  • 自分のオフィスを描き(図面のPDFや写真からでも)、人数と席、1人が印刷する回数、印刷して取る時間、複合機の台数と場所をAIに伝えてください。複合機を動かした配置も、AIが図面に置いて流します。
  • 確かめていないのは、大量の印刷やスキャン・FAX、紙詰まりや用紙の補充、印刷物を取りに行くのを後回しにする人、在宅勤務で出社が少ない日です。