オフィスのフロアのモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。昼休みの終わりには、多くの人が同じ時間にトイレへ行き、歯を磨く人は洗面台を数分使います。この記事では、会員向けの72席のオフィスで、AIが昼休みの終わりをシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. フロアと昼休みの終わり

オフィスのフロアの平面図
西に6人の島12組、東のコアに男性用トイレ(個室2・小便器3・洗面台2)、女性用トイレ(個室3・洗面台2)、多目的トイレ、給湯室、エレベーターホール
  • 72席で、同時に就業するのは男性40人・女性32人です。男性用トイレは個室2・小便器3・洗面台1、女性用トイレは個室3・洗面台1で、ほかに多目的トイレがあります。
  • 事務所衛生基準規則第17条は、男性40人なら大便所の便房1・小便所2、女性32人なら便房2以上を求めます。このフロアはそれより多くあります。洗面設備は設けることを求めるだけで、数は決めていません(第18条第1項)。
  • AIは edit_space の1回の変更で、個室・小便器・洗面台にタグを付け、各トイレに洗面台をもう1台置きました。check_space の指摘は0件です。シミュレーションでは、洗面台を1台だけ使うか2台使うかを選びます。多目的トイレは要る人のために空けておきます。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • 8割の人(男性32人・女性26人)が、昼休みから席に戻るとき(12:40〜12:58)にトイレへ行きます。
  • 男性の8割は小便器(30〜75秒、いちばん多いのは45秒)、ほかは個室(2〜8分、4分)です。女性は個室(1〜5分、2分)です。
  • そのあと、歯を磨く人は洗面台で1.5〜4分(2.5分)、ほかの人は手を洗います(15〜40秒、20秒)。そして席に戻ります。
  • 時間と割合はどれも仮定です。自分のオフィスの人数と時間に置きかえて使います。

2. 歯を磨く人と洗面台の数

AIは、歯を磨く人の割合(0・3割・6割)と、使う洗面台の数(各トイレ1台・2台)を変えて(sweep_process_parameters)、20回ずつ比べました。小便器の人・個室の人・女性は、席を立ってから戻るまでの平均です。

歯を磨く人洗面台小便器の人個室の人(男性)女性男性の洗面台の待ち女性の個室の待ち
01台2.5分7.8分7.8分0.4分3.8分
02台2.1分7.0分6.6分0.0分2.9分
3割1台10.7分19.6分11.1分8.6分4.0分
3割2台4.1分9.6分7.8分1.3分3.2分
6割1台20.6分33.9分19.4分18.7分4.4分
6割2台7.9分14.8分9.8分4.7分3.6分
  • 歯を磨く人が3割いると、洗面台1台では、小便器ですぐ用が済む人も、席に戻るまで平均10.7分かかります。洗面台の待ちが8.6分です。洗面台を2台にすると4.1分です。
  • 歯を磨く人がいなければ、小便器の人は2.5分で戻ります。混むのはトイレの便器ではなく、洗面台です。
  • 女性は、歯を磨く人がいなくても個室で3.8分待ちます。3室に26人が同じ時間に来るためです。

3. 時差昼休み

歯を磨く人を3割として、半分の人が30分遅く昼休みをとる(時差昼休み)かと、洗面台の数を変えました。

昼休み洗面台小便器の人個室の人(男性)女性男性の洗面台の待ち女性の個室の待ち
全員同じ1台10.7分19.6分11.1分8.6分4.0分
全員同じ2台4.1分9.6分7.8分1.3分3.2分
時差1台4.8分9.7分6.1分2.2分0.3分
時差2台2.9分7.1分4.7分0.2分0.3分
  • 時差昼休みにすると、洗面台1台のままでも、小便器の人は4.8分、女性は6.1分で戻ります。女性の個室の待ちは0.3分です。
  • 洗面台を2台にして時差昼休みにすると、小便器の人は2.9分です。

4. この確かめ方の使い方

  • 自分のフロアを描き(図面のPDFや写真からでも)、人数、昼休みの時間、歯を磨く人の割合をAIに伝えてください。洗面台を足す位置も、AIが図面に置いて確かめます。
  • 確かめていないのは、多目的トイレを使う人、化粧直しや着替え、掃除の時間、ほかの階の人、給湯室など洗面台のほかで歯を磨く人、午前と午後のふだんの時間です。