動物病院のモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。動物病院の朝は、犬や猫を連れた飼い主が待合で診察を待ちます。この記事では、会員向けの新しいモデル「動物病院」で、AIが朝の診察をシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 動物病院と朝の流れ

動物病院の平面図
北に診察室3つと処置室とX線室、南に犬の待合(西)と猫の待合(東)、その間にホールと受付、南の壁に入口
  • 18 × 12 mの動物病院に、診察室3つ、処置台2台の処置室、X線室があります。待合は犬(西)と猫(東)に分け、その間に受付と入口があります。check_space の指摘は0件です。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • 9:00〜12:00に、30組の飼い主がばらばらに来ます。はじめの1時間に40%、そのあと35・25%です。受付は1分です。
  • 70%は犬で犬の待合、ほかは猫で猫の待合で待ちます。
  • 獣医師2人のうち空いた人を待ち、診察室の診察台で診てもらいます(5〜15分、いちばん多いのは10分)。
  • 35%の組は、そのあと動物看護師1人を待ち、処置室で処置を受けます(採血や注射、5〜15分、8分)。
  • 最後に受付で会計をして(2〜5分、3分)、入口から帰ります。
  • 組の数と時間はどれも仮定です。自分の病院の記録に置きかえて使います。

2. 獣医師の人数と来る組の数

AIは、獣医師(1人・2人・3人)と朝に来る組の数(24・30・36組)を変えて(sweep_process_parameters)、20回ずつ比べました。待ちは獣医師を待つ時間です。いちばん長い待ちは、その回でいちばん長く待った組の20回の平均です。

来る組獣医師待ち(平均)いちばん長い待ち待つ組(最多)犬:来てから帰るまで猫:来てから帰るまで
24組1人53.0分96.0分10.0組72.5分70.1分
24組2人5.8分17.8分4.0組25.9分26.7分
24組3人1.1分7.2分2.5組22.1分22.9分
30組1人82.5分149.2分15.3組102.9分97.0分
30組2人11.4分27.7分5.9組32.0分31.8分
30組3人2.3分10.9分3.7組24.5分25.2分
36組1人111.7分205.2分20.8組131.0分129.9分
36組2人20.8分40.8分8.2組41.9分41.1分
36組3人3.6分14.2分4.5組27.2分28.3分
  • 30組を獣医師2人で診ると、待ちは平均11.4分、いちばん長い待ちは27.7分です。1人だと82.5分、3人だと2.3分です。
  • 犬と猫は同じ獣医師を待ちます。待合を分けても、30組を2人で診るとき、来てから帰るまでは犬32.0分、猫31.8分でほぼ同じです。

3. 予約で来る人

30組で、予約で来る組の割合(なし・5割・全員)と獣医師を変えました。予約の組は、9:00から12:00まで同じ間隔で来ます。

予約で来る組獣医師待ち(平均)いちばん長い待ち待つ組(最多)犬:来てから帰るまで
なし2人11.4分27.7分5.9組32.0分
なし3人2.3分10.9分3.7組24.5分
5割2人7.0分19.7分4.3組26.7分
5割3人0.9分7.1分2.3組21.6分
全員2人0.2分2.0分1.0組19.6分
全員3人0.0分0.0分0.0組19.3分
  • 半分の組が予約で来ると、獣医師2人でも待ちは平均7.0分です。全員が予約なら、獣医師2人でも待ちは0.2分で、予約なしで獣医師が3人のとき(2.3分)より短くなります。

4. 処置と動物看護師

獣医師2人で、処置を受ける組の割合(20・35・50%)と動物看護師(1人・2人)を変えました。待ちは処置を待つ時間です。

処置を受ける組受けた組動物看護師待ち(平均)いちばん長い待ち犬:来てから帰るまで
20%6.0組1人1.1分4.5分29.9分
20%6.0組2人0.0分0.3分29.6分
35%10.3組1人3.1分10.4分32.0分
35%10.3組2人0.1分1.0分31.1分
50%15.3組1人8.3分21.1分37.0分
50%15.3組2人0.2分1.7分32.8分
  • 処置を受ける組が5割になると、動物看護師1人では処置の待ちが平均8.3分です。2人なら0.2分です。

5. この確かめ方の使い方

  • 自分の病院を描き(図面のPDFや写真からでも)、時間ごとに来る組の数、犬と猫の割合、予約の割合、診察と処置の時間、獣医師と動物看護師の人数をAIに伝えてください。診察室を足す位置も、AIが図面に置いて確かめます。
  • 確かめていないのは、X線や検査の結果を待つ時間、入院や手術、急患、診察室を動物ごとに分けること、ペットホテルやトリミング、午後の診療です。