ホテルの大浴場のモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。ホテルや旅館の大浴場は、夕食が終わる時間に人が集まります。この記事では、会員向けの新しいモデル「ホテルの大浴場」で、AIが夜の入浴をシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 大浴場と夜の流れ

ホテルの大浴場の平面図
西に男湯、東に女湯。それぞれ北の浴室に洗い場12と浴槽、南の脱衣所にロッカーと洗面台5、その南にホテルからの廊下
  • 20 × 14 mの大浴場で、男湯と女湯のそれぞれに、洗い場12・浴槽(14.5 m²)の浴室と、40人分のロッカー・ドライヤーのある洗面台5台の脱衣所があります。check_space の指摘は0件です。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • 20:00〜23:00に、200人の宿泊客が夕食のあとにばらばらに来ます。はじめの30分に25%、そのあと30分ごとに30・20・12・8・5%です。45%が女湯、ほかは男湯です。
  • 脱衣所でロッカーを使って服を脱ぎ(2〜5分、いちばん多いのは3分)、空いた洗い場で体を洗います(6〜15分、10分)。
  • 洗い場を離れて、浴槽に空き(一度に10人まで)があれば入り(5〜20分、10分)、脱衣所に戻って、使う3台の洗面台のどれかで髪を乾かします(3〜8分、5分)。服を着て(2〜4分、3分)、出ます。
  • 人数と時間はどれも仮定です。自分の施設の記録に置きかえて使います。

2. 洗面台の台数と入浴する人数

AIは、使う洗面台(3・4・5台)と入浴する人数(150・200・250人)を変えて(sweep_process_parameters)、20回ずつ比べました。洗い場は12席です。「出るまで」は、脱衣所に入ってから出るまでの平均です。

入浴する人洗面台男湯:出るまで男湯:洗い場を待つ男湯:洗面台を待つ男湯:ロッカーを待つ女湯:出るまで女湯:洗面台を待つ
150人3台48.4分0.1分12.4分0.4分40.6分5.6分
150人4台38.2分0.1分2.3分0.1分36.0分1.0分
150人5台36.2分0.1分0.4分0.0分35.2分0.2分
200人3台69.3分0.3分24.6分7.8分55.1分18.2分
200人4台47.8分0.4分6.9分2.3分40.2分3.7分
200人5台41.5分0.4分0.7分1.3分36.9分0.5分
250人3台92.2分0.5分28.5分26.6分74.2分26.2分
250人4台63.0分0.5分10.8分12.8分50.4分7.7分
250人5台52.6分0.6分0.8分8.3分43.3分0.7分
  • 200人で洗面台3台なら、男湯の人が出るまで平均69.3分かかります。そのうち洗面台を待つのが24.6分です。洗い場を待つのは0.3分で、12席で足りています。
  • 洗面台を4台にすると47.8分、5台にすると41.5分です。
  • 250人では、洗面台5台でもロッカーを8.3分待ちます。男湯の40人分では足りなくなります。

3. 夕食を2回に分ける

200人で、夕食を1回(20:00すぎに集中)にするか2回(20:00〜23:00に均等に来る)にするかと、使う洗面台を変えました。

夕食洗面台男湯:出るまで男湯:洗面台を待つ女湯:出るまで女湯:洗面台を待つ
夕食1回(20:00に集中)3台69.3分24.6分55.1分18.2分
夕食1回(20:00に集中)5台41.5分0.7分36.9分0.5分
夕食2回(均等)3台48.8分13.2分39.9分5.1分
夕食2回(均等)5台35.4分0.3分35.0分0.1分
  • 夕食を2回に分けても、洗面台3台のままだと男湯は48.8分(洗面台を待つ13.2分)です。5台にすると35.4分です。

4. この確かめ方の使い方

  • 自分の大浴場を描き(図面のPDFや写真からでも)、宿泊客の数と夕食の時間、男女の割合、洗い場・浴槽・洗面台・ロッカーの数、それぞれの時間をAIに伝えてください。洗面台を足す位置も、AIが図面に置いて確かめます。
  • 確かめていないのは、露天風呂やサウナ、朝の入浴、男湯と女湯の入れ替え、子ども連れ、清掃の時間、脱衣所の混み合いで歩きにくくなることです。