有料老人ホームのモデルから始める(無料登録)。有料老人ホームは、消防法施行令の別表第一で、主に要介護3〜5の人を入居させるなら(六)項ロ(1)、それ以外なら(六)項ハ(1)です。この記事では、会員向けの居室12室の有料老人ホームを平屋の単独の建物として、AIが消防用設備を確かめました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 施設と消火器の置き場所

有料老人ホームの平面図と消火器までの歩行経路
中廊下の北に居室7室・リネン庫・スタッフルーム、南に居室5室・浴室・食堂。中廊下に消火器2本、いちばん遠い点から11.71 m
  • 延べ面積は、外壁の中心線で30.0 × 13.0 m=390 m²です。
  • check_space の指摘は、消火器を置いたあとも0件です。

2. 主に要介護3〜5の人が入居するかで変わる決まり

避難が困難な要介護者は、要介護3〜5の人です(消防法施行規則第5条第5項)。AIは check_space の fireAlarm・extinguishers・hydrants・exitSigns で、両方の場合を確かめました。

設備主に要介護3〜5の人((六)項ロ)それ以外((六)項ハ)
スプリンクラー設備要る(延焼を抑える構造のものを除く)平屋なら要らない
自動火災報知設備要る(延べ面積によらず)要る(延べ面積によらず)
消防機関へ通報する火災報知設備要る(電話で代えられない)延べ500 m²以上で要る
消火器要る(延べ面積によらず)要る(延べ150 m²以上)
屋内消火栓要らない(延べ700 m²未満)要らない(延べ700 m²未満)
誘導灯要る(すべての階)要る(すべての階)
  • 自動火災報知設備は、(六)項ロも、入居させる(六)項ハも、延べ面積によらず要ります(消防法施行令第21条第1項第1号イ・ロ)。
  • スプリンクラー設備は、(六)項ロ(1)なら延べ面積によらず要ります(第12条第1項第1号ロ)。(六)項ハは、11階以上・平屋でない大きな建物・地階や無窓階などの大きな階でなければ要りません(同項第3号・第4号・第11号)。
  • 消防機関へ通報する火災報知設備は、(六)項ロなら延べ面積によらず要り(第23条第1項第1号)、(六)項ハなら延べ500 m²以上です(同項第2号)。どちらも電話で代えられません(同条第3項)。
  • スプリンクラー設備と通報の設備は道具に検査がないので、法令の本文で確かめました。

3. 消火器の本数と置き場所

要る能力単位置いた能力単位いちばん遠い点から20 m以内か
中廊下に2本3.9611.71 m以内
  • 要る能力単位は、延べ面積を100 m²で割った3.9です(消防法施行規則第6条)。能力単位3の消火器(仮定)を、中廊下の北側の居室の扉の間に2本置きました(edit_space)。
  • 消火器は、床のどこからでも歩いて20 m以内に要ります(同条第6項第1号)。いちばん遠い点から11.71 mです。

4. 誘導灯

AIは exitSigns で、居室ごとに省略できるかを確かめました(消防法施行規則第28条の2)。どの居室からも入口が見えないので、避難口誘導灯も通路誘導灯も省略できません。

居室入口が見えるかいちばん遠い点から入口まで
居室1・居室8見えない8.13 m
居室6見えない25.13 m
居室7見えない28.12 m
食堂見えない31.36 m
スタッフルーム見えない32.82 m
  • 入口は西の端にあり、東の食堂とスタッフルームからは30 m以上歩きます。

5. 防火管理者と、この確かめ方の使い方

  • 防火管理者は、(六)項ロなら収容人員10人以上、(六)項ハなら30人以上で要ります(消防法施行令第1条の2第3項第1号イ・ロ)。収容人員は、従業者と入居者を足した数です(消防法施行規則第1条の3)。(六)項ロなら、居室12室の入居者だけで10人を超えます。
  • 自分の施設を描き(図面のPDFや写真からでも)、入居する人の要介護度、延べ面積、階数をAIに伝えてください。
  • 確かめていないのは、2階以上の階と建物全体、延焼を抑える構造かどうか、感知器の数、カーテンなどの防炎、消防署への届出です。