公民館のモデルから始める(無料登録)。公民館・集会所は、消防法施行令の別表第一で(一)項ロ(公会堂又は集会場)です。集会室の収容人員が多くなりやすく、2階に避難器具が要ることがあります。この記事では、会員向けの2階建ての公民館を単独の建物として、AIが消防用設備を確かめました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 公民館と収容人員

公民館の2階の平面図と消火器までの歩行経路
北に和室・会議室1・階段とエレベーター、南に会議室2・3・倉庫・トイレ。中廊下の消火器まで、いちばん遠いトイレの隅から14.49 m
  • 延べ面積は、外壁の中心線で1階・2階とも17.8 × 11.8 m=210.04 m²、合わせて420.08 m²です。
  • AIは check_space の occupantLoad で収容人員を数えました。集会室は客席の部分として、床面積を0.5 m²で割ります(消防法施行規則第1条の3)。従業者は2人としました(仮定)。
部屋広さ人数
多目的ホール(1階)66.08 m²132人
和室(2階)32.48 m²64人
会議室1(2階)33.04 m²66人
会議室2(2階)22.04 m²44人
会議室3(2階)25.08 m²50人
合計(従業者を含む)358人
  • 収容人員30人以上なので、防火管理者が要ります(消防法施行令第1条の2第3項第1号ロ)。延べ300 m²以上なので甲種です(令第3条)。

2. 要る消防用設備

設備要るか
自動火災報知設備要る(延べ300 m²以上)
消火器要る(延べ150 m²以上)
屋内消火栓要らない(延べ500 m²未満)
誘導灯要る(すべての階)
避難器具2階に2個(1階は避難階なので要らない)
  • 自動火災報知設備は延べ300 m²以上(消防法施行令第21条第1項第3号イ)、消火器は延べ150 m²以上(第10条第1項第2号イ)、屋内消火栓は延べ500 m²以上(第11条第1項第1号)で要ります。

3. 避難器具

AIは check_space の escapeDevices で、階ごとに確かめました(消防法施行令第25条)。

階収容人員要る個数置く前窓に2個を決めたあと
1階134人0個(避難階)――
2階224人2個足りない足りる
  • 2階は、(一)項で収容人員50人以上なので避難器具が要り、200人ごとに1個で2個です。
  • AIは、和室の北の窓に救助袋、会議室3の南の窓に緩降機を決めました。どちらも2階に合う種類です。器具の大きさと窓の外の場所は確かめていません。

4. 消火器の本数と置き場所

公民館の1階の平面図と消火器までの歩行経路
1階:北に多目的ホール・階段とエレベーター、南に玄関ホール・事務室・トイレ、外にポーチ。ポーチの東の端から玄関ホールの消火器まで14.48 m
階置いた消火器いちばん遠い点から20 m以内か
1階2本(廊下・玄関ホール)14.48 m以内
2階1本(廊下)14.49 m以内
  • 要る能力単位は、延べ面積を100 m²で割った4.2です(消防法施行規則第6条)。能力単位3の消火器(仮定)を3本で9になります(edit_space)。
  • 1階は、玄関の外のポーチの東の端から、玄関ホールの消火器まで14.48 mです。廊下の1本だけでは20 mを超えるので、玄関の脇にもう1本置きました。2階は、トイレの隅から14.49 mです。

5. 誘導灯

(一)項は、すべての階に誘導灯が要ります(消防法施行令第26条第1項)。AIは exitSigns で、居室ごとに省略できるかを確かめました。

階居室避難口が見えるかいちばん遠い点から
1階多目的ホール見えない14.23 m
1階事務室見えない10.1 m
2階和室見えない15.98 m
2階会議室1見えない10.03 m
2階会議室2見えない14.73 m
2階会議室3見えない9.34 m
  • どの居室からも避難口(1階は玄関、2階は階段)が見えないので、避難口誘導灯も通路誘導灯も省略できません。

6. この確かめ方の使い方

  • 自分の施設を描き(図面のPDFや写真からでも)、部屋の使い方、従業者の人数、延べ面積をAIに伝えてください。
  • 確かめていないのは、非常警報設備、客席誘導灯(固定いす席の客席)、カーテンなどの防炎、避難器具の大きさと降りる場所、消防署への届出です。