公民館のモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。講演会や発表会の休憩では、トイレに列ができ、後半の始まりが遅れがちです。この記事では、会員向けの公民館のモデルで、AIがホールに椅子を並べ、休憩のトイレをシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 公民館と休憩の流れ

48席を並べた公民館の1階の平面図
北の多目的ホールに前を向いた椅子48脚、中央の廊下、南に玄関ホール・事務室・多目的トイレ・個室3つのトイレ、東に階段とエレベーター
  • 2階建ての公民館です。1階のトイレは個室3つ、2階のトイレは個室2つです。AIは suggest_arrangement で、多目的ホールの机20点を外し、前を向いた椅子を48脚並べました(8脚×3列を2つ)。check_space の指摘は0件です。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • 休憩が始まると、48人のうちトイレに行く人(30・50・70%)が席を立ち、1階のトイレに1列に並んで、空いた個室に入ります。1回は1〜3分(いちばん多いのは1分30秒、平均1分50秒)です。
  • 2階も案内するときは、列の先頭の人が2階の個室2つにも階段で上がります。
  • 済んだら自分の席に戻ります。
  • 人数と時間はどれも仮定です。自分の会場と催しの記録に置きかえて使います。

2. トイレに行く人と、2階のトイレ

AIは、トイレに行く人の割合(30・50・70%)と、2階のトイレを案内するか(sweep_process_parameters)を変えて、20回ずつ比べました。席を立ってから戻るまでと列で待つのは1人の平均、いちばん長い待ちは20回の平均、最後の人が戻るまでは休憩の始まりからの時間です。

トイレに行く人2階のトイレ席を立ってから戻るまで(平均)列で待つ(平均)いちばん長い待ち最後の人が戻るまで
30%使わない5.9分3.5分7.5分10.1分
30%案内する4.3分1.8分4.2分6.9分
50%使わない8.7分6.4分13.3分15.8分
50%案内する6.0分3.6分7.9分10.5分
70%使わない11.7分9.3分19.2分21.7分
70%案内する7.9分5.4分11.5分14.2分
  • 半分(23.7人)が行くと、1階の3つだけでは、最後の人が戻るのは休憩が始まってから15.8分後です。待つ人は最も多いとき20.7人で、列は廊下まで続きます。休憩が10分なら、後半の始まりは5.8分遅れます。
  • 2階の2つも案内すると、最後の人が戻るのは10.5分後で、列で待つのは平均6.4分から3.6分になります。
  • 最後の人が戻るまでは、行く人の数×1回の平均(1分50秒)÷個室の数に、歩く時間を足したくらいです。3割なら1階だけでも10.1分ですが、7割なら2階を案内しても14.2分かかり、15分の休憩が要ります。

3. この確かめ方の使い方

  • 自分の会場を描き(図面のPDFや写真からでも)、参加者の数、休憩にトイレに行く人の割合、1回の時間、使えるトイレの数と場所をAIに伝えてください。男女別のトイレや、休憩を2回に分けた場合も、AIが流して比べます。
  • 確かめていないのは、男女別のトイレと小便器、多目的トイレ、手洗いの待ち、休憩中の飲み物やロビーでの立ち話、エレベーターで2階へ行く人です。