内科クリニックのモデルか整形外科クリニックのモデルから始める(無料登録)か、自分の図面を描いてください。病床のない診療所は、消防法施行令の別表第一で(六)項イ(4)に入ります。延べ300 m²を境に、自動火災報知設備が要るか、防火管理者が甲種の講習まで要るかが変わります。この記事では、会員向けの2つのクリニックを、それぞれ平屋の建物として、AIに確かめてもらいました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。
1. 決まり
- 消火器。 (六)項イ(4)は延べ150 m²以上で要ります(消防法施行令第10条第1項第2号イ)。能力単位は延べ面積を100 m²で割った数以上(消防法施行規則第6条)。
- 自動火災報知設備。 (六)項イ(4)は延べ300 m²以上で要ります(令第21条第1項第3号)。
- 誘導灯。 (六)項はすべての階に要ります(令第26条第1項)。避難階で、居室のどこからでも避難口が見えて、歩いて20 m以内なら省略できます(規則第28条の2)。
- 防火管理者。 収容人員30人以上で要ります(令第1条の2第3項第1号ロ)。延べ300 m²以上なら甲種、未満なら乙種でもかまいません(令第3条)。(六)項イの収容人員は、従業者の数と、病床の数と、待合室の床面積の合計を3 m²で割った数の合計です(規則第1条の3)。
- 延べ面積。 建築基準法の床面積と同じく、壁の中心線で測ります(建築基準法施行令第2条第1項第3号)。
2. やったこと
- 内科は、20 × 14 mの発熱外来の入口を分けたクリニックです(壁の中心線で271.56 m²)。診察室3つ・処置室・X線室、待合と車椅子の待合、隔離待合と隔離診察室、スタッフルーム。入口は正面と発熱外来の2つ。
- 整形外科は、22 × 14 mのクリニックです(壁の中心線で300.84 m²)。診察室2つ・X線室、待合室と、リハビリ室の前の待合、運動療法と物理療法のリハビリ室。入口は1つ。
- スタッフは、いちばん多い時間で内科8人・整形外科10人(仮定)。天井の高さは壁と同じ3 m・2.8 m(仮定)。AIは
check_spaceで、消火器・自動火災報知設備・誘導灯・収容人員を確かめました。
3. 結果
| 設備など | 内科(延べ271.56 m²) | 整形外科(延べ300.84 m²) |
|---|---|---|
| 消火器 | 要る(能力単位2.72以上) | 要る(能力単位3.01以上) |
| 自動火災報知設備 | 要らない | 要る(煙感知器7個) |
| 誘導灯 | 要る(省略できない) | 要る(省略できない) |
| 防火管理者 | 要る(35人、乙種でよい) | 要る(35人、甲種) |
- 300 m²の線。 整形外科は、外壁の外側までなら22 × 14 = 308 m²、壁の中心線で300.84 m²です。0.84 m²だけ300 m²を超えるので、自動火災報知設備が要り、防火管理者も甲種になります。内科は271.56 m²で、どちらも要りません。
- 自動火災報知設備。 整形外科の診察室2つ・X線室・待合室2つ・リハビリ室2つに、2種の煙感知器を1個ずつで7個です(天井4 m未満は150 m²に1個)。
- 誘導灯。 どちらも、扉のある診察室やX線室から入口が見えないので、省略できません。整形外科のリハビリ室の奥からは、入口まで歩いて24.16 mあります。
- 防火管理者。 内科は、スタッフ8人に待合の合計81.19 m²を3 m²で割った27人を足して35人。整形外科は、スタッフ10人に待合の合計76.77 m²を3 m²で割った25人を足して35人。どちらも30人以上です。
4. AIへの頼み方
平屋の整形外科クリニックです(22 × 14 m)。スタッフはいちばん多い時間で10人です。延べ面積を壁の中心線で測って、消火器・自動火災報知設備・誘導灯・防火管理者が要るか確かめてください。
5. 確かめていないこと
- ビルのテナントに入るクリニックは、建物全体が複合用途((十六)項イ)になり、自動火災報知設備などは建物の延べ面積で決まります。この記事は、それぞれ平屋の建物として確かめました。
- 消防機関へ通報する火災報知設備、スプリンクラー設備などは確かめていません。無窓階かどうかも確かめていません。
- 収容人員は区画(壁の内側)で数えました。最後は所轄の消防署に確かめてください。



