モールの夜間床洗浄のモデルを開く(登録なしで開けます。シミュレーションを動かすにはProが要ります)。閉店後のショッピングモールで、床洗浄ロボットを何台入れれば、開店前に共用の床を洗い終えるか。同じ床で台数・給水の地点・ロボットの機種を変え、AIがシミュレーションで比べます。この記事では、模擬のモールで、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字は、すべてその結果です。
1. モールと夜の床洗浄
模擬のモールは3階建てのショッピングモールです。
- 22:00の閉店後に、床洗浄ロボットが3つの階の共用の床14区画(5,016 m²)を、L2・L3・L1の順に1区画ずつ洗います。床は6:00までに洗い終えます(乾く時間は計算していません)。
- ロボットは1時間に700 m²を洗い、1区画ごとに給水と排水の地点でタンクの汚水を捨てて水を入れます(8分、ふさがっていれば並ぶ)。地点はL2のドックのそばに1か所で、L1の北の通路にもう1か所開けられます。階の間は業務用エレベーターに1台ずつ乗ります。
- 電池は区画の仕事(移動・洗浄・給水)を続けて4時間で空になり、空から4時間で満充電になります。22:00には満充電です。区画の仕事を終えたときに30%以下なら、ドックで95%まで充電します。充電は、ほかの区画が待っていても途中でやめません。
- 清掃員4人は、トイレ・フードコート・エスカレーター・ガラス・エレベーターのかご・キッズスペース・入口・ごみを回り、23:56に全員が戻ります。
- 時間はどれも決まった値で乱数を使わないため、1回走らせた値がそのまま答えです(道具は2回以上を断ります)。
2. ロボットの台数と給水の地点
AIは保存されているシナリオのパラメータ(ロボットの台数・使う給水の地点の数)を、sweep_process_parameters で組み合わせごとに走らせました。最後の区画が終わる時刻(その区画の排水と給水まで):
| ロボット | 給水の地点1か所(いま) | 2か所 |
|---|---|---|
| 2台(いま) | 6:20 | 6:11 |
| 3台 | 4:27 | 4:17 |
| 4台 | 0:59 | 0:46 |
- いまの2台では最後の区画が6:20に終わり、6:00に20分間に合いません。
- 2台のときの給水の待ちは平均1.6分(最長6.4分)です。地点を2か所にしても6:11で、9分しか早くなりません。
- 4台にすると、1か所の地点で平均4.6分(最長14.1分)待ちますが、それでも0:59に終わります。
- 業務用エレベーターの待ちは、2台で平均12.3秒、最長1.9分です。
3. 2台でも3台でも、全部のロボットが同時に充電に戻る
AIは台数だけを変えて run_process_scenario で1回ずつ走らせ、get_process_series で夜の間の10分ごとの様子を読みました。区画の仕事(区画へ向かう・洗う・給水する)をしているロボットの数:
- 2台は22:00に満充電で一緒に出て、同じように電池が減ります。1:20から4:00まで、どちらのロボットも区画の仕事をしていません。2台とも充電に戻り、その間5区画が待っています。
- 3台でも同じで、1:20から3:30まで3台とも止まり、2区画が待ちます。
- 4台なら、区画が待っているうちに充電に戻るロボットはなく、0:59に終わります。各ロボットは、自分の最後の区画のあとで1回充電します。
4. ロボットの機種を変えると
台数を2台と3台にして、電池の持ち・充電の時間・洗う速さを1つずつ変えました。最後の区画が終わる時刻:
| ロボットの機種 | 2台 | 3台 |
|---|---|---|
| いまの機種(電池4時間・充電4時間・1時間に700 m²) | 6:20 | 4:27 |
| 電池が6時間持つ | 6:13 | 1:40 |
| 空から2時間で充電 | 4:47 | 3:03 |
| 1時間に1,000 m²を洗う | 5:19 | 1:00 |
- 2台では、どの機種でも2台とも夜中に一度は止まります(6時間の電池で2:50〜4:50、2時間の充電で1:20〜2:40、1時間に1,000 m²で1:30〜4:10)。6:00に間に合うのは、止まる時間が短い2時間の充電(4:47)と、1時間に1,000 m²洗う機種(5:19)です。電池が6時間持っても、6:13で間に合いません。
- 3台では、6時間の電池でも1時間に1,000 m²でも、区画が待っているうちに充電に戻るロボットはなく、1:40と1:00に終わります。2時間の充電では1:20〜2:10に止まり、3:03です。
- 同じ機種の違いでも、効くかどうかは台数で変わります。夜の様子を読んだ9通りのうち、止まらずに洗いきれた3通りはどれも1:40までに、止まった6通りはどれも3:03以降に終わっています。
5. この数字の使い方
- 区画と面積は自分の施設の図面で、洗う速さはその床で測った値をAIに伝えてください。電池の持ちと充電の時間、タンク1杯で洗える面積(このモデルでは1区画ごとに給水)、給水と排水の分数、夜のエレベーターの使い方も。
- このモデルでは、全部のロボットが22:00に満充電で出ます。充電を順番にする運用や、電池の交換は試していません。
- 早く終わっても、ロボット・充電器・給水の地点の費用と合わせて決めてください。
- 計算していないもの:1 m²ごとの洗い残し、汚れの量、こぼれ、床が乾く時間、電池の劣化、モールにいる人。



