ファミリーレストランのモデルを開く(登録なしで開けます。シミュレーションを動かすにはProが要ります)。配膳ロボットは1台で足りるか、2台目を入れるか、それともホール係を1人増やすか。同じ夜の来店で台数と人数を変え、AIがシミュレーションで比べます。この記事では、模擬の店で、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 店と夜

模擬の店は、134席のロードサイドのファミリーレストランです。平日のディナー(17:30〜22:00)に73組が来ます(17:30には1時間に14組、18:30〜19:30には36組)。

  • 料理は、厨房の時間(5〜13分)の後にデシャップに上がり、配膳ロボット(秒速0.6 m、1回に1卓分)が席まで運びます。ロボットを1分待っても来なければ、ホール係が運びます。
  • 食後の食器は、ロボットが下げ膳口へ運びます。3分待っても来なければ、ホール係が下げます。ホール係は席を拭いて整える仕事もします。
  • 数えていないもの:調理、呼び出しボタン、水、持ち帰り。ロボットと人はぶつからずに通り抜けます(すれ違いの待ちはない)。

2. ロボットとホール係の組み合わせ

AIは保存されているシナリオのパラメータ(ロボットの台数・ホール係の人数)を、sweep_process_parameters で組み合わせごとに、同じ乱数の20回走らせました。ホール係3人のとき:

配膳ロボットホール係が運んだ料理(73組のうち)ホール係が下げた食器料理が席に着くまでホール係が歩いた距離(3人の合計)ロボットが動いていた割合
1台30.2組27.5組99秒3.99 km55%
2台7.5組4.7組87秒2.55 km41%
3台1.0組0.4組75秒2.21 km30%

「料理が席に着くまで」は、料理がデシャップに上がってから、席で客が受け取るまでの平均です。

  • 1台では、ロボットが別の席へ行っている間に1分が過ぎ、73組のうち30組の料理をホール係が運びました。2台目で7.5組に減り、ホール係の歩く距離は3.99 kmから2.55 kmに減ります。
  • 3台目は、運ぶ料理を1組まで減らしますが、歩く距離は2.55 kmから2.21 kmと少ししか減りません。ロボットが動いている割合は30%になりました。

3. ロボットをもう1台か、ホール係をもう1人か

料理が席に着くまで(秒):

配膳ロボットホール係2人3人4人
1台108秒99秒97秒
2台88秒87秒87秒
3台75秒75秒75秒
  • ロボット1台・ホール係3人から、2台目のロボットを入れると、料理は11.4秒早く席に着きます(95%区間は12.7〜10.0秒早い)。ホール係を4人にしても1.3秒(1.7〜0.8秒)です。
  • ホール係を増やしても、ホール係が運ぶ料理(30.2組)と歩く距離(3.99 km)は変わりません。ロボットを待つ1分の決まりで、ホール係に回る料理が決まるためです。変わるのは1人あたりの忙しさで、ホール係が仕事をしていた割合は3人で21%、4人で15%でした。
  • ホール係が2人でもロボットが2台あれば、料理は88秒で席に着きます。

4. 料理にロボットを何秒待たせるか

ロボット1台・ホール係3人のまま、料理がロボットを待つ上限を変えました。

料理がロボットを待つ上限
ロボットを待つ上限ごとの、料理が席に着くまでの時間とホール係が運んだ料理(20回の平均と95%区間)
ロボットを待つ上限ホール係が運んだ料理ホール係が下げた食器料理が席に着くまで
30秒41.2組21.9組74秒
60秒(このモデル)30.2組27.5組99秒
120秒14.3組35.8組137秒
180秒8.3組39.1組161秒
  • 長く待たせるほど、ロボットが運ぶ料理は増えますが、料理が席に着くまでは長くなります(3分なら161秒)。
  • ロボットが料理で手いっぱいになる分、食器はホール係が下げることが増えます(30秒で21.9組、3分で39.1組)。そのため、ホール係の歩く距離は4.1 kmから3.7 kmと少ししか減りません。

5. この数字の使い方

  • 30分ごとの来店組数と、調理・食事の時間はPOSから分かります。ロボットの速さと積み込みの時間は、使う機種の値をAIに伝えてください。
  • ホール係の歩く距離が減っても、勤務の時間を変えなければ人件費は減りません。台数は、ロボットの費用とホール係の時間と合わせて決めてください。
  • 計算していないもの:ロボットどうし・人とのすれ違いと渋滞、客の満足度、売上。
  • 保存されているシナリオでは、ロボットの充電器やテーブルの列を動かして、もう一度走らせることもできます。