研修室のモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。「労働安全衛生規則」第44条は、常時使用する労働者に1年以内ごとに1回、既往歴、身長・体重・腹囲・視力・聴力、胸部エックス線、血圧、貧血・肝機能・血中脂質・血糖(採血)、尿、心電図などの健康診断を行うとしています。この記事では、会員向けの研修室をAIが健診の会場に並べ直し、60人の午前をシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。
1. 研修室を健診の会場にする
AIは1回の変更(edit_space)で、研修室の机・椅子・演台81個を外し、前の扉のそばから時計回りに、受付(尿を出す)、身長・体重・腹囲、視力表(5 m離れて見る)、聴力の検査室、血圧、ついたての奥の心電図のベッド2台、採血2つ、診察を置きました。胸部エックス線は後ろの扉の外の健診車です。check_space の指摘は0件です。
AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。
- 60人が、部署ごとに10人ずつ9:00から30分おきに来るか、予約で3分おきに1人ずつ来ます。
- 受付から順に、空くのを待って検査を受け、健診車で胸部エックス線を撮って帰ります。
- 心電図は3〜6分(いちばん多いのは4分)、採血は1.5〜4分、診察は1〜4分など、時間はどれも仮定です。
2. 来かたと心電図のベッド
AIは来かた(部署ごと・予約)と心電図のベッド(1・2台)を変えて(sweep_process_parameters)、20回ずつ比べました。
| 来かた | 心電図のベッド | 会場にいる時間 | 心電図を待つ | 最後の人が出る |
|---|---|---|---|---|
| 部署ごと | 1台 | 69.3分 | 43.4分 | 13:31 |
| 部署ごと | 2台 | 29.8分 | 1.2分 | 12:12 |
| 予約 | 1台 | 57.7分 | 39.6分 | 13:34 |
| 予約 | 2台 | 18.9分 | 0.0分 | 12:16 |
- 心電図の時間は平均260秒で、60人なら260分です。午前の180分を超えるので、ベッド1台では予約にしても13時半まで終わりません。
- ベッドを2台にすると、12時過ぎに終わります。部署ごとに10人ずつ来ると、受付で平均2.0分、聴力で2.5分待ちますが、予約ならほとんど待ちません。
3. 採血を2つにすると
部署ごとに来るとして、心電図のベッド(1・2台)と採血(1・2つ)を変えました。
| 心電図のベッド | 採血 | 会場にいる時間 | 採血を待つ | 診察を待つ |
|---|---|---|---|---|
| 1台 | 1つ | 69.3分 | 0.2秒 | 1.6秒 |
| 1台 | 2つ | 69.3分 | 0.0秒 | 1.7秒 |
| 2台 | 1つ | 29.8分 | 114.7秒 | 36.1秒 |
| 2台 | 2つ | 29.0分 | 0.1秒 | 97.5秒 |
- ベッドが1台のままでは、採血を増やしても変わりません。
- ベッド2台で採血を2つにすると、採血の待ちはなくなりますが、診察の待ちが36.1秒から97.5秒に増え、会場にいる時間は0.8分しか縮みません。
4. この確かめ方の使い方
- 自分の会場を描き(図面のPDFや写真からでも)、受ける人数、来かた、検査の項目と時間をAIに伝えてください。
- 確かめていないのは、男女で分ける心電図や診察の時間帯、問診票の記入、聴力の検査室の静かさ、健診車までの移動と天候、医師が省略を認める項目です。



