ビジネスホテルの客室階のモデルから始める(無料登録)。ホテル・旅館は「消防法施行令」別表第一(五)項イです。この記事では、会員向けのビジネスホテルの客室階(5階、客室12室)で、AIが消防の設備を確かめました。建物は、この階が6階分ある延べ2,251.44 m²の耐火建築物(内装は難燃材料)と仮定しました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。
1. 客室階のモデル
- 外壁の中心線で31.8 × 11.8 m=375.24 m²の階に、幅1.8 mの中廊下の両側に客室6室ずつ、両端に階段があります。
- AIは1回の変更(
edit_space)で、廊下の北の壁ぎわに消火器2本と屋内消火栓を置きました。check_spaceの指摘は0件です。
2. 自動火災報知設備
- (五)項イは、延べ面積によらず自動火災報知設備が要ります(第21条第1項第1号イ)。
- AIは煙感知器(天井2.5 m)を、客室ごとに1個と廊下に1個、合わせて13個と数えました。廊下は長さ25.2 mで、歩行距離30 mごとに1個です。
3. 消火器
- 延べ150 m²以上のホテルに要ります(第10条第1項第2号イ)。能力単位は、延べ面積を100 m²で割った数です(消防法施行規則第6条)。建物全体で22.51単位です。
- この階の分として、AIはこの階の床面積(外壁の中心線まで375.24 m²)で3.75単位と数えました。能力単位3の消火器2本で6単位です。
- 床のどこからでも、いちばん近い消火器まで歩いて12.55 mで、20 m以内です(第6条第6項)。
4. 屋内消火栓
- (五)項は延べ700 m²以上で要ります(第11条第1項第2号)。耐火建築物で内装が難燃材料なら3倍の2,100 m²、そうでない耐火建築物なら2倍の1,400 m²です(第11条第2項)。
- 延べ2,251.44 m²なので、どれでも要ります。
- 廊下の中ほどの1号消火栓(25 m)から、床のいちばん遠い点まで18.05 mで、1つで届きます。
5. 誘導灯
- (五)項イは、すべての階に避難口誘導灯と通路誘導灯が要ります(第26条第1項第1号・第2号)。
- 客室から階段の入口が見えないので、どれも省略できません(規則第28条の2)。客室のいちばん遠い点から階段までは、歩いて17.97 mです。
6. カーテン・じゅうたんは防炎物品に
- (五)項イは防炎防火対象物です(令第4条の3第1項)。カーテン、布製のブラインド、じゅうたんなどは、防炎性能のあるものを使います(同条第3項)。
7. この確かめ方の使い方
- 自分のホテルの階を描き(図面のPDFや写真からでも)、階数、延べ面積、構造と内装、天井の高さをAIに伝えてください。
- 確かめていないのは、スプリンクラー設備、避難器具、非常警報設備、ほかの階(ロビー・レストランなど)、所轄の消防署の指導です。



