コンビニのモデルを開く(登録なしで開けます。シミュレーションを動かすにはProが要ります)。昼のピークに、レジに何人が入り、品出しをだれがするか。レジが足りなければ列が延び、品出しで人が抜ければその間レジが減ります。この記事では、模擬のコンビニで、AIが保存されている昼のピークのシナリオを読み、品出しの店員がレジにも入る形とセミセルフレジを加えた写しを保存して、人の置き方を比べました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. コンビニと昼のピーク

模擬のコンビニの、保存されている昼のピークのシナリオです。

  • 客は駐車場から、1時間に150人の割合で35分の間、不規則に来ます(20回の平均で86.1人)。
  • 棚・飲料の冷蔵ケース・弁当の棚・雑誌などで1〜3回商品を取り、レジの列に並んで、空いているレジ(なければ待っている人の少ないほう)で会計します(35秒)。4人に1人はコーヒーをいれ、15%はイートインで食べてから出ます。
  • レジは2台、いまはレジ担当2人です。ほかに店員が1人いて、飲料の補充を2回(4分ずつ)と、弁当の陳列を1回します。配送の運転手は、かご車を3台バックルームに運びます。
  • レジの前の列の場所は8人分で、埋まっていれば売場の前の通路で待ちます。

AIは保存されているシナリオを読み(list_process_scenarios)、売場・レジ・コーヒー・品出しの手順はそのままに、品出しの店員がレジ担当の1人かどうか(clerkOnTill、1なら品出しの間はレジ担当が1人減る)と、セミセルフレジ(semiSelf、店員がスキャンして20秒、客が精算機で払って20秒。仮定の値)を加え、レジに並んでから会計を終えるまでを1つの手順で読めるようにし、すべての客が出るまで(2時間)走らせる写しを保存しました(put_process_scenario、元のシナリオはそのまま)。そのうえで sweep_process_parameters で、組み合わせごとに同じ乱数の20回を走らせました。

2. いまの待ちと、レジの仕事の量

レジに並んでから会計を終えるまで
レジに並んでから会計を終えるまで(人の置き方ごと、20回の平均)

いま(レジ担当2人と品出しの店員1人の3人)は、レジに並んでから会計を終えるまで平均1.0分です。

1時間に150人のペースだと、レジの仕事は1時間に87.5分(150人×35秒)で、レジ担当1人の60分を超えます。セミセルフレジなら、店員の仕事は1人20秒で、1時間に50分です(客が精算機で払う20秒は、店員の手を使いません)。

3. 何人で回すか

人の置き方レジに並んでから会計を終えるまでいまとの差列の場所の手前で待つ人(いちばん多い時)
3人:レジ2人・品出し1人(いま)1.0分–0.2人
2人:2人ともレジ、品出しの間だけ1人2.2分+1.1分(95%区間 +0.8〜+1.4分)3.5人
2人:レジ1人・品出し1人8.3分+7.3分(+6.4〜+8.2分)19.9人
1人ですべて20.8分+19.7分(+18.6〜+20.8分)45.3人
  • 2人なら、2人ともレジに入り、品出しの間だけ1人が抜けるほうが、レジ1人・品出し1人に分けるよりずっと短くなります(2.2分と8.3分)。品出しは35分のうち3回で、その間だけレジが1人になります。
  • レジが1人だと、レジの仕事(1時間に87.5分)が1人の時間を超え、ピークの間は列が延び続けます。列の場所(8人分)からあふれて売場の前の通路で待つ人は、いちばん多い時に平均19.9人です。
  • 1人ですべてをすると、品出しの間はレジに誰もいなくなり、20.8分です。

4. セミセルフレジ

人の置き方いまのレジセミセルフレジ
3人:レジ2人・品出し1人(いま)1.0分1.4分
2人:2人ともレジ、品出しの間だけ1人2.2分1.4分
2人:レジ1人・品出し1人8.3分1.5分
1人ですべて20.8分9.8分
  • セミセルフレジなら、レジ担当が1人でも1.5分です。店員はスキャンだけして次の客に移り、客が精算機で払う間に、もう1台のレジを進められます。
  • 3人では、セミセルフにすると少し長くなります(1.0分と1.4分)。客がレジにいる時間が、いまの35秒から40秒(スキャン20秒と精算20秒)に延びるためです。
  • 1人ですべてをするなら、セミセルフでも9.8分です。品出しの間は、レジに誰もいません。

5. 会計の時間

1人の会計レジ2人レジ1人
25秒0.7分2.4分
35秒(いま)1.0分8.3分
45秒2.0分15.3分
  • キャッシュレスなどで会計が25秒になれば、レジ1人でも2.4分です(レジの仕事は1時間に62.5分で、1人の60分をわずかに超えます)。45秒かかると、レジ1人で15.3分です。

6. この数字の使い方

  • 15分ごとの来店数(レジの記録から)、1人の会計の時間、品出しの回数と時間を、自分の店の値でAIに伝えてください。ここの数字は作例の仮定の値で、セミセルフレジのスキャンと精算の時間も仮定です。
  • 人の置き方は、待ち時間と人件費を合わせて決めてください。待ちが減っても、売上が増えるかはこの計算では分かりません。
  • 計算していないもの:列を見て帰る客、品出しをピークの前後にずらすこと、揚げ物などカウンターの商品、宅配便や公共料金の受付、店員の休憩、売上。