受付・レジ・窓口の数と人数は、いちばん混む時間に来る人の数と、1人にかかる時間で決まります。この記事では、これまでの記事でAIがシミュレーションした8つの場面で、台数や人数を変えたときの待ちを並べました。AIがMCPで呼ぶ道具(sweep_process_parameters)が、乱数を変えた20回ずつの平均を出した結果です。

1. 台数・人数を変えると

場面比べたもの少ないとき多いとき
スーパーのレジ(1時間に180人)有人レジ7台→8台1.3分0.6分
空港の保安検査場(朝の出発便)レーン3本→4本5.1分2.7分
結婚式の受付(200名・両家半々)受付係1人ずつ→2人ずつ14.9分2.1分
ホテルのチェックイン(110組)フロントの係1人→2人69.3分2.0分
投票所(1時間に180人・受付2台)記載台3台→4台4.5分0.4分
区役所の住民異動の窓口6窓口→8窓口43.9分13.7分
コンビニの昼(1時間に150人・2人)レジ1人と品出し1人→2人ともレジ8.3分2.2分
病院の会計(250人)医事課の3人→4人40.5分15.5分
  • 待ちは、場面ごとに記事が読んだ時間です。スーパー・結婚式・ホテル・区役所は平均の待ち、保安検査場は一般の乗客の保安検査にかかる時間、投票所は記載台の待ち、コンビニはレジに並んでから会計を終えるまで、病院の会計は会計の計算ができるまでです。
  • 人数・時間・来かたはどれも各記事の仮定です。

2. 表から分かること

  • 足りないときの1人は大きい。 ホテルのフロントは、110組で係1人なら平均69.3分待ちますが、2人で2.0分です。来る人の仕事の量が、受付で回せる量を超えると、列は伸び続けます。
  • 仕事の量を超えたら、もう1台。 スーパーのレジは、1時間に180人(レジの仕事は6.1台分)なら、6台では列が伸び続け、7台で平均1.3分、8台で0.6分です。
  • 列は移る。 区役所で住民異動の窓口を6から8に増やすと、住民異動の待ちは43.9分から13.7分になりますが、住民異動が早く終わる分、国民健康保険に早く人が回るので、国民健康保険の待ちは9.9分から19.3分に増えます。
  • 人の割り振りも効く。 コンビニの2人は、レジ1人と品出し1人に分けるより、2人ともレジに入って品出しの間だけ1人が抜けるほうが、会計まで8.3分から2.2分に短くなります。
開けるレジの台数ごとの平均待ち
スーパーのレジ:開ける台数ごとの平均待ち(20回の平均と95%区間)

3. それぞれの記事

4. AIへの頼み方

いちばん混む1時間に120人が来て、1人の受付に平均2分かかります。受付は何人いれば、平均の待ちが3分以内になりますか。20回シミュレーションして比べてください。

5. 確かめていないこと

  • 待ちは、仮定した人数・時間・来かたのシミュレーションの結果です。自分の施設の記録(来た時刻と、1人にかかった時間)に置きかえて使ってください。