オフィスの夜間清掃のモデルを開く(登録なしで開けます。シミュレーションを動かすにはProが要ります)。ロボット掃除機を入れると、夜の清掃は何時に終わり、清掃員の人時はどれだけ減るか。同じ仕事の一覧で人数と台数を変え、AIがシミュレーションで比べます。この記事では、模擬のビルで、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字は、すべてその結果です。
1. ビルと夜の仕事
模擬のビルは3階建てのオフィスです。清掃は22:00に始まり、ビルは7:00に開きます。
- 仕事は22:00にすべて並びます(上の階から):ごみと机、トイレ、会議室、給湯、宅配の部屋、ごみ袋をごみ置き場へ下ろす、548 m²の掃除機がけ。次の仕事は、いちばん近くの空いている清掃員がカートで行います。
- ロボットがいれば、掃除機がけはすべてロボットが行います(いなければ清掃員)。掃除機がけは、清掃員が1時間に400 m²、ロボットが250 m²。ほかの仕事は決まった分数です(トイレ1か所15分など)。エレベーターは1台で、1人(1台)ずつ乗ります。
- 人時は、このモデルの数え方で、清掃員の人数 × 最後の清掃員が用具室に戻った時刻(22:00から)です。
- 時間はどれも決まった値で乱数を使わないため、1回走らせた値がそのまま答えです(何回走らせても同じ)。
2. ロボットと清掃員の組み合わせ
AIは保存されているシナリオのパラメータ(清掃員の人数・ロボットの台数)を、sweep_process_parameters で組み合わせごとに走らせました。すべての仕事が終わる時刻(ロボットの掃除を含む):
| ロボット掃除機 | 清掃員1人 | 2人 | 3人 |
|---|---|---|---|
| なし | 3:04 | 0:33 | 23:43 |
| 1台 | 1:14 | 0:41 | 0:41 |
| 2台 | 1:15 | 23:40 | 23:21 |
| 3台 | 1:15 | 23:40 | 23:11 |
人時:
| ロボット掃除機 | 清掃員1人 | 2人 | 3人 |
|---|---|---|---|
| なし | 5.06 | 5.10 | 5.17 |
| 1台 | 3.24 | 3.32 | 3.52 |
| 2台 | 3.25 | 3.35 | 3.54 |
| 3台 | 3.26 | 3.36 | 3.56 |
- ロボットなしでは、人数を変えても人時は5.1時間前後です。仕事の量は同じで、人数が多いほど早く終わるだけです。
- 掃除機がけをロボットに任せると、人時は3.2〜3.6時間になります。
- いまの2人・ロボットなし(0:33に終わり5.10人時)を、1人とロボット2台にすると、終わりは1:15、人時は3.25時間で36%減ります。7:00の開館には十分に間に合います。
3. ロボット1台では、清掃員が先に帰る
- 2人とロボット1台では、清掃員は23:40に戻りますが、ロボットは548 m²を1台で掃除し(1時間に250 m²で2時間あまり)、終わるのは0:41です。2台なら23:22に終わり、清掃員より先です。
- 1人なら、清掃員の仕事のほうが長く(1:14)、ロボット1台(0:40に終わる)で間に合います。
4. 速いロボットなら
清掃員2人のまま、ロボットの掃除の速さを変えました。すべての仕事が終わる時刻:
| ロボットの速さ | 1台 | 2台 |
|---|---|---|
| 1時間に250 m² | 0:41 | 23:40 |
| 1時間に350 m² | 0:00 | 23:40 |
| 1時間に450 m² | 23:40 | 23:40 |
- 1時間に450 m²のロボットなら、1台でも清掃員と同じ23:40に終わります。2台なら速さによらず23:40で、終わりを決めているのは清掃員の仕事です。
5. この数字の使い方
- 仕事ごとの分数は自分のビルで測った値を、ロボットの速さはその床で測った値をAIに伝えてください。夜のエレベーターの使い方と、勤務の時間帯も。
- 人時が減っても、払う時間が減らなければ費用は減りません。
- 計算していないもの:1 m²ごとの掃除の出来、動かした椅子、ロボットの充電と電池の劣化、こぼれ、ビルにいる人。
AIへの頼み方
この3階建てのオフィスで、22:00から始める夜間清掃を、清掃員1〜3人とロボット掃除機0〜3台で比べてください。終わる時刻と人時を出し、7:00の開館に間に合うか確かめてください。



