整形外科クリニックのモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。整形外科のクリニックでは、朝にリハビリの人が集まり、物理療法の機器や理学療法士を待ちます。この記事では、会員向けの新しいモデル「整形外科クリニック」で、AIが朝のリハビリをシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. クリニックと朝の流れ

整形外科クリニックの平面図
北西に診察室2つとX線室、南西に受付と待合室とトイレ、東にリハビリ室(北の壁に運動療法の治療台4台、南の壁に牽引3台とウォーターベッド3台、東の壁に干渉波4台)、南の壁に入口
  • 22 × 14 mのクリニックに、診察室2つ、X線室、受付と待合室、リハビリ室があります。リハビリ室には運動療法の治療台4台と、物理療法の機器10台(牽引3・ウォーターベッド3・干渉波4)を置きました。check_space の指摘は0件です。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • 9:00〜12:00に、100人の患者がばらばらに来ます。はじめの1時間に45%、そのあと33・22%です。受付は1分です。
  • 40%の人は、まず医師の診察を受けます(3〜8分、いちばん多いのは4分)。その2割はX線を撮り(3〜6分)、診察を受けた人の60%がリハビリに進みます。ほかの人は、リハビリだけに来ます。
  • リハビリでは、牽引(35%)、ウォーターベッド(30%)、干渉波(35%)のどれか1つを10〜15分(12分)受けます。使うのは牽引2台、ウォーターベッド2台、干渉波4台です。
  • そのあと2割の人は、機器から離れて理学療法士2人のうち空いた人を待ち、治療台で運動療法を受けます(18〜25分、20分)。終わると入口から帰ります。
  • 人数と時間はどれも仮定です。自分のクリニックの記録に置きかえて使います。

2. 牽引とウォーターベッドの台数

AIは、使う牽引(2台・3台)とウォーターベッド(2台・3台)を変えて(sweep_process_parameters)、20回ずつ比べました。干渉波は4台です。いちばん長い待ちは、その回でいちばん長く待った人の20回の平均です。「帰るまで」は、リハビリを受ける人が待合室から帰るまでの平均です。

牽引ウォーターベッド牽引:待ち(平均)牽引:いちばん長い待ちウォーターベッド:待ち(平均)ウォーターベッド:いちばん長い待ち帰るまで
2台2台11.2分28.2分11.6分27.2分28.6分
2台3台11.2分28.2分1.9分10.2分25.5分
3台2台1.7分9.6分11.6分27.2分25.2分
3台3台1.7分9.6分1.9分10.2分22.1分
  • 2台ずつなら、牽引の待ちは平均11.2分、ウォーターベッドは11.6分です。干渉波は4台で0.4分です。使う人の割合はほぼ同じでも、台数が半分の機器に列ができます。
  • 牽引を3台にすると、牽引の待ちは1.7分です。両方を3台にすると、帰るまでは28.6分から22.1分になります。
  • 診察を受ける人は、医師1人の診察を平均27.2分待ちます(この記事では医師の人数は変えていません)。

3. 干渉波の台数

牽引とウォーターベッドは2台ずつのまま、使う干渉波(2・3・4台)を変えました。

干渉波待ち(平均)いちばん長い待ち待つ人(最多)帰るまで
2台12.7分30.0分5.3人32.8分
3台2.0分10.1分2.7人29.1分
4台0.4分4.5分1.4人28.6分
  • 干渉波を2台にすると、干渉波の待ちは平均12.7分です。牽引やウォーターベッドの2台と同じくらいになります。
  • 3台なら2.0分です。

4. 理学療法士の人数と運動療法

理学療法士(2人・3人・4人)と、運動療法を受ける人の割合(1割・2割・3割)を変えました。

運動療法を受ける人受けた人理学療法士待ち(平均)いちばん長い待ち帰るまで
1割7.5人2人1.0分4.4分23.3分
1割7.5人3人0.0分0.4分23.2分
1割7.5人4人0.0分0.0分23.2分
2割16.9人2人12.2分31.9分28.6分
2割16.9人3人2.1分11.0分26.1分
2割16.9人4人0.4分3.5分25.7分
3割26.1人2人43.7分88.0分42.7分
3割26.1人3人8.9分26.1分31.1分
3割26.1人4人2.1分11.1分28.7分
  • 2割の人が運動療法を受けると、理学療法士2人では待ちが平均12.2分、3人で2.1分です。
  • 3割なら、2人では平均43.7分、いちばん長い待ちは88.0分です。4人で2.1分です。

5. この確かめ方の使い方

  • 自分のクリニックを描き(図面のPDFや写真からでも)、時間ごとの患者の数、診察とリハビリの割合、機器ごとに使う人の割合と時間、理学療法士の人数をAIに伝えてください。機器を足す位置も、AIが図面に置いて確かめます。
  • 確かめていないのは、予約の時刻、1人が2つ以上の機器を使うこと、ホットパックやマイクロ波などほかの機器、着替え、会計、医師やスタッフの休憩、午後の診療です。