避難所になる体育館のモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。避難所で食事や物資を配ると、長い列ができ、体育館の通路がふさがります。この記事では、会員向けの体育館のモデルで、AIが配布台を置き、150人への配布をシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 体育館と配布の流れ

配布台と3つの区画を置いた体育館の平面図
北にステージと器具庫、その前に配布台3台、フロアを前から区画A・B・Cの3つに分け、南に廊下・玄関ホール・トイレ、その南に校庭
  • 640 m²のフロアの体育館です。AIは1回の変更(edit_space)で、ステージの前に配布台3台を置き、フロアを前から区画A・B・Cの3つ(187.62 m²ずつ)に分けました。check_space の指摘は0件です。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • フロアに150人が、1区画50人ずつ(1人3.75 m²)避難しています。
  • 食事の用意ができたら、一人ひとりが自分の分を、または2人の世帯の代表が2人分を取りに来ます。呼ばれてから5分のあいだに来ます。
  • 配布台の前に1列に並び、空いた配布台で名前を伝えて受け取ります(1人分は10〜30秒、いちばん多いのは15秒。2人分は15〜45秒、25秒)。受け取ったら自分の場所へ戻ります。
  • 人数と時間はどれも仮定です。自分の避難所の名簿と記録に置きかえて使います。

2. 配布台の数と、取りに来る人

AIは、開く配布台(1〜3台)と取りに来る人(一人ひとり・世帯の代表)を変えて(sweep_process_parameters)、20回ずつ比べました。列で待つのは1人の平均、いちばん長い待ちと並ぶ人は20回の平均、配り終わるまでは呼んでからの時間です。

取りに来る人配布台列で待つ(平均)いちばん長い待ち並ぶ人(最も多いとき)配り終わるまで
一人ひとり(150人)1台22.0分44.0分133.9人49.9分
一人ひとり(150人)2台9.7分19.4分118.1人25.3分
一人ひとり(150人)3台5.8分11.7分104.0人17.6分
世帯の代表(75人)1台15.9分31.8分64.4人37.8分
世帯の代表(75人)2台6.6分13.3分54.2人19.3分
世帯の代表(75人)3台3.6分7.4分44.5人13.4分
  • 全員が自分の分を取りに来て、配布台が1台なら、列で平均22.0分、いちばん長い人は44.0分待ち、配り終わるのは49.9分後です。並ぶ人は最も多いとき133.9人で、AIが体育館を3往復して引いた列の線(約56 m)に0.6 mおきに並べる94人を超えます。
  • 世帯の代表が2人分を取りに来ると、並ぶ人は半分になり、1台でも配り終わるのは37.8分後で、12.2分早くなります。
  • 配布台を2台にすると、全員が来ても25.3分で配り終わります。

3. 区画ごとに呼ぶ

一人ひとりが取りに来るまま、一斉に呼ぶのと、区画Aから8分おきに区画ごとに呼ぶのを、配布台1台・2台で比べました。

呼び方配布台列で待つ(平均)いちばん長い待ち並ぶ人(最も多いとき)配り終わるまで
一斉に1台22.0分44.0分133.9人49.9分
一斉に2台9.7分19.4分118.1人25.3分
区画ごとに8分おき1台13.9分28.0分85.2人49.9分
区画ごとに8分おき2台1.7分3.6分22.2人25.4分
  • 配布台2台で区画ごとに呼ぶと、並ぶ人は最も多いとき22.2人、列で待つのは平均1.7分で、配り終わるのは25.4分とほぼ同じです。2台なら1区画(50人)を約7.6分で配れるので、8分おきに呼んでも追いつきます。
  • 1台では1区画を配るのに約15.3分かかるので、8分おきでは追いつかず、待ちは13.9分、並ぶ人は85.2人です。呼ぶ間隔は、配る速さに合わせて決めます。

4. この確かめ方の使い方

  • 自分の避難所を描き(図面のPDFや写真からでも)、避難している人の数と区画、配布台の数、配り方、1人分を渡す時間をAIに伝えてください。配布台や列の場所を変えた配置も、AIが図面に置いて確かめます。
  • 確かめていないのは、名簿にない人や在宅の避難者への配布、アレルギーや介護食など個別の対応、要配慮者に届ける人、通路の混み合い、雨の日の屋外の列です。