避難所になる体育館のモデルから始める(無料登録。シミュレーションの実行はPro)。避難所を開けてすぐは、多くの世帯が一度に来て、受付で避難者カードを書きます。この記事では、会員向けの学校の体育館の避難所で、AIが開設直後の受付をシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 受付と開設直後の流れ

受付を置いた体育館の平面図
北にステージと器具庫、中央にフロア、南に廊下、更衣室、玄関ホールに受付3つ、トイレ、校庭
  • AIは edit_space の1回の変更で、玄関ホールに受付の机3つと係の椅子を、玄関に向けて並べました。check_space の指摘は、置く前もあとも0件です。
  • 玄関ホールは31.08 m²です。世帯はここで、空いた受付を待ちます。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • 開設から1時間半に、60世帯がばらばらに来ます。はじめの30分に45%、次の30分に35%、その次の30分に20%です。
  • 受付で避難者カードを書くと2〜8分(いちばん多いのは3分)、玄関でカードを渡されて並んでいる間に書いた世帯は1〜3分(1.5分)で受付が終わります。
  • 受付が終わった世帯は、フロアの自分の場所へ行きます。
  • 世帯の数と時間はどれも仮定です。自分の避難所の想定に置きかえて使います。

2. 受付の数と来る世帯の数

AIは、開ける受付の数(1・2・3)と来る世帯の数(40・60・80)を変えて(sweep_process_parameters)、20回ずつ比べました。カードは受付で書きます。

世帯受付待ち(平均)いちばん長い待ち同時に待つ世帯(最多)最後の世帯がフロアに入る
40146.9分85.6分19.7世帯172.6分後
4027.5分16.8分8.2世帯96.3分後
4031.2分5.6分4.2世帯91.6分後
60190.2分168.6分39.1世帯259.7分後
60226.1分47.3分22.3世帯132.4分後
6036.9分15.5分11.5世帯96.2分後
801134.2分254.2分58.5世帯347.4分後
80247.8分85.5分40.0世帯175.7分後
80319.7分35.7分24.9世帯119.5分後
  • いちばん長い待ちは、その回でいちばん長く待った世帯の20回の平均です。
  • 60世帯で受付2つなら、待ちは平均26.1分で、玄関ホールに最大22.3世帯が並びます。受付3つなら6.9分です。

3. 避難者カードを並んでいる間に書く

60世帯で、玄関でカードを渡し、並んでいる間に書いてもらうか(全員か、だれもしないか)と、受付の数を変えました。

カード受付待ち(平均)いちばん長い待ち同時に待つ世帯(最多)
受付で書く190.2分168.6分39.1世帯
受付で書く226.1分47.3分22.3世帯
受付で書く36.9分15.5分11.5世帯
並んでいる間に書く118.4分33.1分18.2世帯
並んでいる間に書く20.9分4.5分5.1世帯
並んでいる間に書く30.1分1.6分2.9世帯
  • 並んでいる間に書いてもらうと、受付2つで待ちは平均0.9分です。受付で書いてもらう受付3つ(6.9分)より短くなります。
  • 受付の机を増やすより先に、カードを玄関で渡す手順にすると、待ちと玄関ホールの混雑がどちらも減ります。

4. この確かめ方の使い方

  • 自分の避難所を描き(図面のPDFや写真からでも)、想定する世帯の数、来る時間、受付の時間をAIに伝えてください。受付を置く場所も、AIが図面に置いて確かめます。
  • 確かめていないのは、要配慮者の受付、ペットを連れた世帯、体調の確認や検温、雨の日に外で待つ列、受付の係の交代です。