店舗の駐車場のモデルから始める(無料登録)か、自分の土地を描いてください。店舗・クリニック・集合住宅の計画では、最初に「駐車場は何台とれるか」を聞かれます。台数は、区画の大きさ、車路の幅、並べ方で変わります。この記事では、模擬の店舗の駐車場で、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字は、すべてその結果です。
駐車場
店舗の正面と前面道路の間にある、40 × 30 m(1,200 m²)の区画です。車は南の前面道路から入ります。店舗の入口は北の正面の中ほどにあり、店舗の前には幅2.5 mの歩道があります。開いた時点では、小型乗用車の区画が44台(うち車いす使用者用1台)並んでいて、check_space の指摘は0件です。
1. 並べ方ごとに何台入るか
suggest_parking を1回呼ぶと、区画を3通りに並べます。
- 直角(perpendicular):前面道路に沿って連絡車路を通し、そこから奥へ車路を延ばす
- 平行(parallel-west・parallel-east):前面道路と平行な車路を、西端か東端の連絡車路でつなぐ
車の入る側は前面道路から、車いす使用者用の区画は店舗の入口から、道具が決めました。大きさは国交省の「駐車場設計・施工指針」の値です。
- 区画:小型乗用車 2.3 × 5.0 m(表2.4.1)
- 区画に面した車路:7.0 m(表2.4.3の、歩行者用通路なしの望ましい値。やむを得ない場合は5.5 m)
- 区画に面していない連絡車路:5.5 m(表2.4.4、対面通行)
- 車いす使用者用の区画:幅3.5 m(2.5)
| 並べ方 | 台数 | 並び | 1台あたりの面積 |
|---|---|---|---|
| 直角 | 40 | 10台ずつ4列、車路2本 | 30.0 m² |
| 平行(西) | 44 | 15・15・14台の3列、車路2本 | 27.3 m² |
| 平行(東) | 44 | 同じ | 27.3 m² |
平行の並べ方が4台多く入ります。車路を5.5 mまで縮めても、この区画ではどれも台数は変わりません。車いす使用者用の区画は、店舗の正面の歩道に背を向けた列の、入口の正面にあります。
2. 区画の大きさで、台数はここまで変わる
同じ区画を、区画の大きさを変えて数えました。
| 区画 | 直角 | 平行 | 車路を5.5 mにした平行 |
|---|---|---|---|
| 軽自動車 2.0 × 3.6 m | 59 | 67 | 67 |
| 小型乗用車 2.3 × 5.0 m(指針) | 40 | 44 | 44 |
| 2.5 × 5.0 m(幅を普通乗用車に合わせた例) | 36 | 39 | 39 |
| 普通乗用車 2.5 × 6.0 m(指針) | 36 | 26 | 39 |
普通乗用車の6.0 mの区画では、7.0 mの車路の平行の並べ方は2列しか入らず26台です。直角なら36台、車路を5.5 mにすると平行が3列入り39台です。どの大きさで数えるかは、使う車と、自治体の条例や指導で決まります。
3. 選んだ並べ方を置いて確かめる
普通乗用車の区画を、5.5 mの車路で平行(西)に並べ直すようAIに頼みました。
普通乗用車の区画で、車路を5.5 mにして、一番多く入る並べ方に置き直して。置いたら床を確かめて、平面図を見せて。
suggest_parking の apply で、区画39台(うち車いす使用者用1台)・車止め・車路を1回の変更として置き、置いた後の check_space の指摘は0件でした。区画は「駐車区画 N」「車いす使用者用区画 1」、車路は「車路 N」「連絡車路」という名前の部品で、Studioで選んで動かせます。
直角の並べ方と見比べたいときも同じです。小型乗用車で直角に置くと40台で、指摘は0件でした。
並べ方は1回の変更なので、取り消し2回で、開いたときの44台に戻りました。
4. この数字の使い方
- 指針の代表的な値で数えた、入る台数の目安です。許可の確認ではありません。一般の人が使う路外駐車場で、駐車の用に供する部分が500 m²以上のものには、駐車場法の技術的基準(駐車場法施行令第8条の車路の幅員は、一方通行3.5 m以上、そのほか5.5 m以上など)がかかります。条例や所轄の指導で、別の大きさや台数を求められることもあります。
- 車の動きは計算していません。曲がり角や出入口での切り返しは、設計で確かめてください。
- 指針は、車いす使用者用の区画から駐車場の出入口などへ行く通路の1本以上を、幅1.75 m以上にするよう求めています(2.5)。このモデルでは、店舗の前の2.5 mの歩道を通って入口へ行けます。
- 区画の中に木や柱があると、その区画は外して数えます。車の通れない部品が車路にあると、その並べ方は提案しません。



