小さなカフェのモデルから始める(無料登録)か、自分の図面を描いてください。飲食店では、避難口誘導灯(出口の緑の表示)と通路誘導灯が、すべての階に要ります。ただし、どの居室のどこからでも出口がよく見えて、歩いて近ければ、省略できます。この記事では、模擬の小さなカフェで、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字は、すべてその結果です。
政令と省令が求めること
e-Govの条文から、次の値を使います(消防法施行令第26条第1項、消防法施行規則第28条の2)。
- 要るかどうか(令第26条第1項第1号・第2号)。劇場・飲食店・物販店・ホテル・病院や福祉施設などは、すべての階に避難口誘導灯と通路誘導灯が要る。共同住宅・学校・事務所・工場などは、地階・無窓階・11階以上の階だけ。複合用途の建物は、建物全体で決める(令第9条の扱いから第26条は除かれている)。
- 省略できる場合(規則第28条の2)。無窓階でなく、地階なら避難階である階で、居室の各部分から主要な避難口を容易に見とおし、識別でき、その避難口まで歩いて次の距離以下なら省略できる。避難口誘導灯は、避難階で20 m、それ以外の階で10 m(第1項第1号)。通路誘導灯は40 m・30 m(第2項第1号)。誘導標識は30 m(第3項第1号)。
- 主要な避難口は、避難階では屋内から直接地上へ出る出入口、それ以外の階では直通階段の出入口(規則第28条の3第3項第1号)。
check_space の exitSigns は、居室(ゾーン)ごとに、最も近い主要な避難口までの歩行距離を、壁と扉を回り込む最短の道で測ります(この記事ではカウンターやテーブルも回り込みます)。見とおしは平面図で読みます。居室の人が立てる点(壁や目の高さ以上の物から20 cm離れた点)を25 cmおきに、立つ物の縁と、居室と避難口の間に立つ物の陰の線に沿ってもとり、避難口が見えるかを確かめます。途中に壁・閉じた扉・目の高さ(既定1.5 m)以上の物があれば、見えないとします。点ごとに、見える避難口までの歩行距離も測ります。
1. 図面のままのカフェ
| 居室 | 入口までの歩行距離 | 入口が見えるか |
|---|---|---|
| 客席 | 5.59 m | どこからでも見える |
| 厨房 | 9.86 m | 見えない(扉の奥、たとえば調理台の西のあたり) |
| 省略できるか | 結果 |
|---|---|
| 避難口誘導灯(避難階で20 m) | できない |
| 通路誘導灯(40 m) | できない |
| 誘導標識(30 m) | できない |
飲食店なので、誘導灯はこの階にも要ります。歩行距離はどの居室も20 m以内です。しかし厨房からは、閉じた扉と間仕切りのせいで入口が見えません。そのため、どれも省略できません。床の検査(check_space)の指摘は0件です。
2. 厨房をカウンター越しに開く
| 変えたこと | 厨房から入口まで | 入口が見えるか | 省略できるか |
|---|---|---|---|
厨房の間仕切りと扉を外し、高さ1 mのカウンターにする(edit_space) | 9.95 m | どこからでも見える | 避難口誘導灯・通路誘導灯・誘導標識のどれも |
カウンターは目の高さより低いので、厨房の奥からも入口が見えます。厨房から入口までは、カウンターの西の端の通り口を通って9.95 mです。厨房を高さ1 mのカウンター越しに開くと、64 m²のカフェのどこからでも入口が見えて歩いて20 m以内になり、避難口誘導灯・通路誘導灯・誘導標識のどれも省略できます。床の検査の指摘は0件です。
3. この数字の使い方
- 図面を政令・省令に照らしたもので、消防署の判断ではありません。誘導灯を省略できるかは、所轄の消防署が決めます。
- 見とおしは、目の高さを1.5 mとして平面図で読んでいます。消防署の基準の高さがあれば、それを渡してください(
eye)。避難口が識別できるか(表示や照明)は確かめていません。 - 誘導灯を付ける場合の区分・有効範囲・設置位置(規則第28条の3)、蓄光式誘導標識などによる別の省略のしかた、非常用の照明装置は確かめていません。
- 歩行距離は、壁と扉(この記事ではカウンターやテーブルも)を回り込む最短の道です。結果には誤差の幅を書きます(この記事では0.03 m)。



