鉄骨の倉庫のモデルから始める(無料登録)か、自分の図面を描いてください。屋内消火栓設備が要るかは、用途・床面積・建物のつくりで決まります。要る場合は、各階のどの部分も、いずれかの消火栓から届く範囲に入っていなければなりません。この記事では、鉄骨の倉庫についてAIに確かめてもらい、消火栓ごとの届く範囲を平面図に描きます。模擬の倉庫で、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。
法令が求めること
e-Govの消防法施行令 第11条から:
- 用途と延べ面積で決まる(第1項第1号〜第3号)。劇場など((1)項)は500 m²以上。物販店舗・飲食店・ホテル・学校・工場・倉庫など((2)項〜(10)項、(12)項、(14)項)は700 m²以上。寺社・事務所など((11)項・(15)項)は1,000 m²以上。地階・無窓階・4階以上の階は、床面積100・150・200 m²以上で要る(第6号)。
- 建物のつくり(第2項)。主要構造部が耐火構造で、壁と天井の仕上げが難燃材料なら、面積の線は3倍。耐火構造でほかの仕上げの場合と、準耐火建築物で仕上げが難燃材料の場合は2倍。
- 各階のどの部分からも、1号消火栓(または広範囲型2号)のホース接続口まで水平距離25 m以下、2号消火栓なら15 m以下(第3項)。工場と倉庫は1号消火栓にする。水源は、消火栓がいちばん多い階の数(2を超えれば2)×2.6 m³。
check_space の hydrants は、その階に要るかとその根拠、種類が用途に合うか、床で消火栓からいちばん遠い点、水源の量を返します。get_view_image の reach は、消火栓ごとの届く範囲を円で描き、その点に印を付けます。
1. 要るか
模擬の倉庫は50 × 30 mの平屋で、パレットラック、隅の事務所、3つのドックがあります。床面積は壁の中心線で測って1,484.04 m²。鉄骨の準耐火建築物で、内装は難燃材料なので、線は700 m² × 2 = 1,400 m²です。
| つくり | 線 | 要るか |
|---|---|---|
| 準耐火建築物、仕上げが難燃材料(図面のとおり) | 1,400 m² | 要る |
| 耐火構造、仕上げが難燃材料 | 2,100 m² | 要らない |
| どちらでもない | 700 m² | 要る |
2. 事務所のそばに1つ
事務所のそばの消火栓1つだけでは、床でいちばん遠い点は南東の奥の隅で、そこまで50.93 m。25 mを大きく超えます。
3. 4つにする
事務所のそばの1つに、北の壁に1つ、南の壁に2つを加えて4つにすると、床でいちばん遠い点はラックの間にあり、いちばん近い消火栓から19.46 m。どの部分も25 m以内に入ります。水源は2.6 m³ × 2 = 5.2 m³です。2号消火栓にはできません。倉庫は1号消火栓にするうえ、いちばん遠い点は2号の15 mも超えます。
4. この数字の使い方
- 図面を消防法と照らし合わせたもので、消防の検査や事前相談の代わりにはなりません。判断は消防署がします。
- 届く範囲は平面上の直線(水平距離)で、壁やラックを通して測ります。ホースがラックを回り込んで届くか、ホースの長さは確かめていません。
- 確かめていないこと:スプリンクラーなどほかの設備で覆う部分(第4項)、複合用途の建物、ポンプと放水圧力。



