消火器(消防法施行令第10条)、自動火災報知設備(第21条)、屋内消火栓設備(第11条)、誘導灯(第26条)が要るかは、用途(別表第一)と延べ面積、階で決まります。この記事では、これまでの記事でAIが確かめた29の施設を、1つの表にしました。AIがMCPで呼ぶ道具(check_space)の結果です。スプリンクラー設備の違いは、元の記事が法令の本文で確かめた内容を添えました。

1. 早見表

施設(用途)延べ面積消火器自動火災報知設備屋内消火栓誘導灯
200名の宴会場((一)項ロ)1,262.06 m²要る要る要る要る
公民館((一)項ロ)420.08 m²要る要る要らない要る
カラオケ店((二)項ニ)197.64 m²要る要る―要る
居酒屋((三)項ロ)165.24 m²要る要らない要らない要る
スーパー((四)項)5,909.48 m²要る要る要る要る
展示ホール((四)項)920.56 m²要る要る要る要る
コンビニ((四)項)272.06 m²要る要らない―要る
ビジネスホテル((五)項イ)2,251.44 m²要る要る要る要る
一戸建ての民泊((五)項イ)145.04 m²要らない要る―要る
一戸建てのシェアハウス((五)項ロ)145.04 m²要らない要らない―要らない
団地の住棟((五)項ロ)1,641.45 m²要る要る要る要らない
病院((六)項イ)6,524.8 m²要る要る要る要る
有床診療所・内科など((六)項イ(2))病棟の階383.04 m²要る要る―要る
有床診療所・眼科など((六)項イ(3))病棟の階383.04 m²要る要る―要る
内科クリニック((六)項イ(4))271.56 m²要る要らない―要る
整形外科クリニック((六)項イ(4))300.84 m²要る要る―要る
歯科医院((六)項イ(4))137.81 m²要らない要らない要らない要る
老健の療養棟((六)項ロ)454.02 m²要る要る要らない要る
認知症グループホーム((六)項ロ)192 m²要る要る要らない要る
有料老人ホーム・主に要介護3〜5の人((六)項ロ(1))390 m²要る要る要らない要る
有料老人ホーム・それ以外((六)項ハ(1))390 m²要る要る要らない要る
デイサービス((六)項ハ)220 m²要る要らない要らない要る
保育園((六)項ハ)530.44 m²―要る要らない要る
小規模保育事業所((六)項ハ)121.44 m²要らない要らない―要る
小学校の校舎((七)項)2,058.6 m²要る要る要る要らない
サウナ((九)項イ)197.64 m²要る要らない―要る
町工場((十二)項イ)343.64 m²要る要らない要らない要らない
鉄骨の倉庫((十四)項)1,484.04 m²要る要る要る―
24時間ジム((十五)項)327.24 m²要る要らない要らない要らない
3階建ての事務所ビル((十五)項)1階923.52 m²要る要らない要らない要らない
3階建ての事務所ビル((十五)項)3階923.52 m²要る要る要らない要らない
動物病院((十五)項)210.04 m²要らない要らない―要らない
  • 「―」は、その記事で確かめていないものです。屋内消火栓の「―」の施設は、有床診療所を除き、どれも延べ面積が線(700 m²、事務所などは1,000 m²)に足りません。
  • 有床診療所の383.04 m²は病棟の階の床面積です。建物全体の延べ面積と屋内消火栓の要否は確かめていません。有床診療所と有料老人ホームは、同じ施設の用途の区分を分けて並べました。
  • 場合を変えて確かめた施設は、屋内消火栓は耐火構造でも内装が難燃材料でもない場合、町工場はシャッターを外から開けられる(無窓階でない)場合、サウナは描いたままの延べ197.64 m²の場合の答えです。
  • 誘導灯が「要らない」の施設にも、誘導標識は要ります(令第26条第1項第4号。出口の見とおしと歩く距離で省略できることがあります)。

2. 表から分かること

  • 4つとも要る。 スーパー・展示ホール・200名の宴会場・ビジネスホテル・病院。
  • 小さくても自動火災報知設備。 カラオケ店(延べ197.64 m²)・民泊(145.04 m²)・グループホーム(192 m²)は、面積によらず要ります(第21条第1項第1号)。
  • 同じ家でも用途で変わる。 延べ145.04 m²の平屋は、民泊なら自動火災報知設備と誘導灯が要り、シェアハウスなら消火器・自動火災報知設備・誘導灯のどれも要りません。
  • 事務所は消火器だけ。 延べ923.52 m²の事務所ビルは消火器が要り、自動火災報知設備は3階(床面積307.84 m²)だけ、屋内消火栓と誘導灯は要りません。
  • 動物病院は(十五)項。 延べ210.04 m²の動物病院は、確かめた3つとも要りません。
  • 有床診療所は診療科で変わる。 19床の有床診療所(病棟の階の床面積383.04 m²)は、内科などならスプリンクラー設備が要ります(延焼を抑える構造のものを除く)。眼科などは、平屋でなく、床面積の合計が3,000 m²以上なら要ります。
  • 有料老人ホームは入居者で変わる。 延べ390 m²の平屋は、主に要介護3〜5の人が入居するならスプリンクラー設備が要ります(延焼を抑える構造のものを除く)。それ以外なら平屋では要りません。消火器・自動火災報知設備・誘導灯は、どちらも要ります。
平屋のスーパーの平面図
延べ5,909.48 m²のスーパー:表の4つとも要る

3. 決まりの記事

4. それぞれの記事

5. AIへの頼み方

この建物(図面のとおり、延べ400 m²の平屋の飲食店)に、消火器・自動火災報知設備・屋内消火栓・誘導灯は要りますか。要るものと、その決まりを1つの表にしてください。

6. 確かめていないこと

  • スプリンクラー設備(道具に検査がない)、避難器具、非常警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備などは、この表に入れていません。
  • 延べ面積は壁の中心線で数えました。テナントのビルでは、用途の部分ごとに1つの建物とみなすことがあります(令第9条)。最後は所轄の消防署に確かめてください。