病院のモデルから始める(登録なしで開けます。シミュレーションの実行はPro)。夜勤の看護師がほかの病室で対応している間にナースコールが鳴ると、患者は待ちます。この記事では、病院のモデルの2階の38床の病棟で、AIが夜のナースコールをシミュレーションしました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字は、すべてその結果です。

1. 病棟と夜の流れ

病棟の階の平面図
北に4床室と個室、ナースステーション、南にエレベーターホール・汚物処理室・配膳室・デイルーム・4床室、東西に階段
  • 2階の病棟は、4床室9室と個室2室の38床で、中央にナースステーションがあります。check_space の指摘は0件です。

AIは次の流れをシナリオに書きました(put_process_scenario)。

  • 22:00〜6:00に、38人の患者がベッドからばらばらにナースコールを押します。1人あたり1晩に平均2回です(トイレの介助、点滴のアラーム、痛みなど)。
  • 看護師はナースステーションで待ち、空いている看護師がベッドへ行って対応します。対応は平均8分です(4〜16分、いちばん多いのは4分)。
  • ほかのベッドで対応している間に鳴ると、終わるまで待ちます。
  • 回数と時間はどれも仮定です。自分の病棟の患者の様子に置きかえて使います。

2. ナースコールの回数と夜勤の看護師の数

AIは、1人あたり1晩のナースコール(1・2・3回)と夜勤の看護師(2人・3人)を変えて(sweep_process_parameters)、20晩ずつ比べました。待ちは、ナースコールから看護師の手が空くまでです。いちばん長い待ちは、その晩でいちばん長い待ちの20晩の平均です。

看護師1人の呼び出し1晩の呼び出し待ち(平均)いちばん長い待ち同時に待つ人(最多)
2人1回40.0回0.8分7.6分2.0人
2人2回77.7回4.3分19.9分4.9人
2人3回116.7回27.5分61.3分14.8人
3人1回40.0回0.1分2.1分0.9人
3人2回77.7回0.7分7.5分2.8人
3人3回116.7回2.2分13.7分5.2人
  • 夜勤2人で1人あたり2回なら、待ちは平均4.3分、その晩でいちばん長い待ちは平均19.9分です。3回になると27.5分と61.3分に延びます。
  • 3人なら、3回でも待ちは平均2.2分です。
  • 看護師が手の空いたあとベッドまで歩くのは平均25.8秒で、待ちのほとんどは、ほかのベッドで対応している時間です。

3. 対応の時間

1人あたり2回で、対応の平均の時間(5・8・12分)を変えました。

看護師対応(平均)待ち(平均)いちばん長い待ち
2人5分0.8分7.6分
2人8分4.3分19.9分
2人12分31.0分72.9分
3人5分0.1分2.7分
3人8分0.7分7.5分
3人12分3.4分18.4分
  • 夜勤2人では、対応が平均8分から12分に延びると、待ちが4.3分から31.0分に急に延びます。看護師の手が空く時間がほとんどなくなるためです。

4. この確かめ方の使い方

  • 自分の病棟を描き(図面のPDFや写真からでも)、夜のナースコールの回数と対応の時間をAIに伝えてください。ナースコールの記録から数えた回数を使うと、実際に近づきます。
  • 確かめていないのは、巡視・記録・点滴の準備など夜勤のほかの仕事、休憩と仮眠、2人で対応する患者、急変や入院の受け入れ、看護補助者、病棟の基準です。