人や機械を増やしても、ボトルネック(いちばん詰まっている所)でなければ流れは変わりません。この記事では、これまでの記事でAIがシミュレーションした4つの例を並べ、どこを増やすと効いたかを示します。AIがMCPで呼ぶ道具(sweep_process_parameters)の結果で、どれも20回の平均です。

1. 増やした所と結果

例条件見る数結果
物流倉庫の午後の出荷(15:45の締め)ピッキング担当4人・梱包台2台締めに間に合わない注文25.2件
物流倉庫の午後の出荷(15:45の締め)ピッキング担当4人・梱包台3台締めに間に合わない注文25.2件
物流倉庫の午後の出荷(15:45の締め)ピッキング担当6人・梱包台3台締めに間に合わない注文1.1件
物流センターの朝のトラック受付1人・ドック8か所着いてから荷下ろしまで23.6分
物流センターの朝のトラック受付2人・ドック8か所着いてから荷下ろしまで8.3分
物流センターの朝のトラック受付2人・ドック10か所着いてから荷下ろしまで8.2分
組立工場の最初の1時間(11件の注文)検査3分・AMR 4台出荷できた注文10.8件
組立工場の最初の1時間(11件の注文)検査3分・AMR 6台出荷できた注文10.8件
組立工場の最初の1時間(11件の注文)検査2分・AMR 4台出荷できた注文11.0件
組立ライン(タクト60秒)水すまし1人・かんばん2枚部品切れで止まった時間(合計)60.8分
組立ライン(タクト60秒)水すまし1人・かんばん3枚部品切れで止まった時間(合計)36.6分
組立ライン(タクト60秒)水すまし2人・かんばん2枚部品切れで止まった時間(合計)0.0分

2. 分かること

  • ボトルネックでない所を増やしても変わらない。 物流倉庫はピッキング担当4人のまま梱包台を3台にしても25.2件、物流センターは受付2人のままドックを10か所にしても8.2分、組立工場は検査3分のままAMRを6台にしても10.8件です。
  • ボトルネックを増やすと大きく変わる。 物流センターは受付を2人にして23.6分が8.3分に、組立工場は検査を2分にして11.0件すべてを出荷できます。
  • 両方が詰まっているときは両方を増やす。 物流倉庫は、ピッキング担当を6人、梱包台を3台にして1.1件です。
  • 在庫で隠すより、補充の人を足す。 組立ラインは、かんばんを3枚にしても36.6分止まりますが、水すましを2人にすると0.0分です。

3. それぞれの記事

4. AIへの頼み方

この倉庫(図面のとおり)の午後の出荷で、ピッキング担当を4〜7人、梱包台を2台と3台にしたとき、15:45の締めに間に合わない注文の数を20回ずつ比べてください。どこがボトルネックかも教えてください。

5. 確かめていないこと

  • 注文やトラックの数、ピッキング・梱包・検査・補充の時間は、各記事の仮定です。自分の現場の記録に置きかえて使ってください。