事務所ビルのモデルから始める(無料登録)か、自分の建物を描いてください。3階以上の階には、火事のときに消防隊が外から入る「非常用の進入口」が要ります。決まった大きさの窓があれば、その代わりになります。この記事では、模擬の3階建ての事務所ビルで、3階の窓が代わりになるかを、AIに確かめてもらいました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 決まり

  • 非常用の進入口(建築基準法施行令第126条の6)。 建物の高さ31 m以下の部分にある3階以上の階には、非常用の進入口を設けます。
  • 窓が代わりになる(同じ第2号)。 道(または道に通じる幅4 m以上の通路などの空地)に面する各階の外壁に、窓その他の開口部(直径1 mの円が入るか、幅75 cm以上・高さ1.2 m以上で、格子など外から入るのを妨げるものがない)を、壁の長さ10 m以内ごとに設ければ、進入口は要りません。非常用エレベーターがある場合(第1号)なども要りません。
  • 市の運用の例(宜野湾市)。 窓の床からの高さは概ね1.2 m以下、窓どうしは概ね10 m以内。壁を10 m以内ごとに区切って、その区切りの中のどこかに窓があればよい。網入りガラスのはめ殺し窓、外から開けられない鉄の扉、格子や看板で寸法がとれない窓は使えない。

2. 3階の窓

モデルは、各階21 × 15 mの3階建ての事務所ビルです。3階の床は地面から6.8 mで、31 m以下です。AIは get_space で3階の南と北の外壁の窓を読みました。

外壁窓大きさ(幅 × 高さ、床からの高さ)7 mずつの3区分窓の中心どうしの最大
南(事務室)6つ1.8 × 1.4 m、0.9 m3区分とも窓がある3.4 m
北(階段・トイレ・給湯室・書庫)2つ(書庫)1.8 × 1.4 m、0.9 m西の2区分(0〜14 m)に窓がない3.2 m
  • 窓はどれも、幅1.8 m・高さ1.4 mで、直径1 mの円が入り、幅75 cm・高さ1.2 mにも足ります。床からの高さ0.9 mも、市の運用の1.2 m以下です。
  • 外壁21 mを10 m以内で区切ると、7 mずつの3区分になります。
  • 道が南なら足りる。 事務室の窓6つが3区分のどれにもあり、非常用の進入口は要りません。
  • 道が北なら足りない。 窓は東の書庫の2つだけで、西の14 m(階段ホール・トイレ・給湯室)に窓がありません。

3. 道が北なら:窓を2つ足す

AIは edit_space の1回の変更で、北の外壁のトイレ(5.5〜7.3 m)と給湯室(10.3〜12.1 m)に、書庫と同じ窓(1.8 × 1.4 m、床から0.9 m)を足しました。

  • 3区分とも窓があり、窓の中心どうしは最大4.8 mです。
  • check_space の指摘は0件です。
3階の窓
3階:南の事務室の窓6つと、北のトイレ・給湯室・書庫の窓

4. 使い方と、分からないこと

  • どの壁が道に面するか。 モデルに敷地と道はないので、南と北のどちらが道に面するかで比べました。
  • ガラスと開け方。 網入りのはめ殺しなど、外から入れない窓は代わりになりません。モデルはガラスの種類を持たないので、確かめていません。
  • トイレの窓。 代わりの窓は部屋を選びません。目隠しのガラスにするときも、網入りのはめ殺しなど外から入れない窓にはしません(市の運用)。
  • 判断するのは。 建築確認の機関と消防が判断します。運用は市町村で違うことがあります。AIの数字は、検討の下書きです。

使った道具

  • get_space:外壁と窓を読む
  • edit_space:北の外壁に窓を足す
  • check_space:指摘
  • get_view_image:平面図