事務所ビルのモデルから始める(無料登録)か、自分の図面を描いてください。事務所の消火器は、本数だけでなく、置き場所が決まりに合うかが問われます。どこからでも歩いて20 m以内という決まりは、机や間仕切りを回って歩く道のりで測るので、図面に定規を当てるだけでは分かりません。この記事では、3階建ての事務所ビルのモデルで、消火器が何本要り、どこに置けば足りるかを、AIに確かめてもらいました。AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字と図は、すべてその結果です。
1. 決まり
- 要るか。 事務所(消防法施行令 別表第一(十五)項)は、延べ面積300 m²以上で消火器などが要ります(消防法施行令第10条第1項第3号)。延べ300 m²未満でも、地階・無窓階・3階以上の階で床面積50 m²以上の階には要ります(同第5号)。
- 能力単位。 消火器のラベルの能力単位(A-3なら3)の合計が、延べ面積を200 m²で割った数以上(消防法施行規則第6条第1項)。特定主要構造部を耐火構造にし、壁と天井の室内に面する部分の仕上げを難燃材料にした建物は、400 m²で割ります(同第2項)。
- 置き場所。 階ごとに、その階の各部分から1本の消火器まで、歩いて20 m以下(同第6項)。床から1.5 m以下の高さに置きます(規則第9条)。
2. やったこと
- モデルは、21 × 15 mの3階建ての事務所ビルです(自動火災報知設備の記事と同じ)。各階の床面積は307.84 m²、延べ923.52 m²。北に階段ホール・トイレ・給湯室・会議室(3階は書庫)、廊下をはさんで南に机の島が8つある事務室。階段は北西の隅に1つです。
- 図面には消火器がありません。AIは
check_spaceのextinguishersで、各階を確かめました(用途は事務所、延べ923.52 m²、消火器1本の能力単位は3と仮定、歩く道のりは机の島も回る)。 - 次に、各階の階段ホールの廊下側に1本ずつ置き(
edit_space)、確かめました。最後に、その3本を廊下の真ん中(事務室の壁ぎわ)に移して、もう一度確かめました。
3. 何本要るか
延べ923.52 m²は300 m²以上なので、建物全体に要ります(第3号)。能力単位は923.52 ÷ 200 = 4.62以上、耐火構造で内装が難燃材料なら923.52 ÷ 400 = 2.31以上です。能力単位3の消火器を各階に1本ずつ置くと、合わせて9で足ります。
4. どこに置くか
| 置き場所 | 1階 | 2階 | 3階 |
|---|---|---|---|
| 階段ホールの廊下側 | 20.12 m(20 mを超える) | 20.12 m(20 mを超える) | 20.12 m(20 mを超える) |
| 廊下の真ん中 | 16.59 m | 16.47 m | 16.47 m |
いちばん遠い点から、近い消火器まで歩く道のりです(誤差は±0.06 m)。
- 階段の脇の1本では、どの階も20 mをわずかに超えます。 いちばん遠いのは事務室の南東の隅で、机の島を回って西の扉から階段ホールまで20.12 m。誤差(±0.06 m)を引いても20 mを超えます。
- 廊下の真ん中に移すと、どの階も20 m以内です。 いちばん遠いのは事務室の南の壁ぎわ(真ん中の少し西)で、事務室の扉を通って16.47 m(1階は南の入口のところで16.59 m)。本数は同じ3本のままです。
- どの置き方でも、消火器の上端は床から0.6 mで1.5 m以下、
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5. AIへの頼み方
3階建ての事務所ビルです。延べ923.52 m²、消火器はA-3(能力単位3)を使います。何本要るか、各階のどこに置けば、どこからでも歩いて20 m以内になるかを、机を回る道のりで確かめてください。
6. 確かめていないこと
- 消火器の種類(粉末・強化液など)と、電気設備や少量危険物のある場所に足す消火器(規則第6条)は確かめていません。
- 消火器の標識、点検と報告は扱っていません。
- 歩く道のりは、図面にある壁・扉・机の島を回って測ります。図面にない家具や荷物は数えていません。
- 最後は、所轄の消防署に確かめてください。



