事務所ビルのモデルから始める(無料登録)か、自分の図面を描いてください。自動火災報知設備が要るかは建物の用途と延べ面積で決まりますが、それとは別に、階ごとに要る場合があります。この記事では、小さな事務所ビルの階ごとに要るかをAIに確かめてもらい、部屋ごとに要る感知器を数えます。模擬の建物で、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字は、すべてその結果です。

法令が求めること

e-Govの消防法施行令 第21条第1項と、消防法施行規則 第23条から:

  • 用途と延べ面積で決まる(第1号〜第6号)。事務所((15)項)は1,000 m²以上、飲食店((3)項)・物販店舗((4)項)は300 m²以上、ホテル((5)項イ)は面積によらず。
  • 階ごとに決まる。地階・無窓階・3階以上の階で床面積300 m²以上(第11号)、11階以上の階(第14号)、キャバレーや飲食店などの地階・無窓階で100 m²以上(第10号)。
  • 物販店舗・飲食店・ホテル・診療所などの特定用途が、避難階以外の3階以上の階か地階にあり、そこから直通階段が2つない建物は全体に要る(第7号。1階と2階は第4条の2の2第2号で除く)。
  • 感知器の数(規則第23条第4項)。感知区域ごとに、スポット型の煙感知器は天井の高さ4 m未満で床面積150 m²につき1個(4 m以上は75 m²)。熱感知器は、主要構造部が耐火構造なら、差動式スポット型(2種)は70 m²、厨房に向く定温式スポット型(1種)は60 m²につき1個(その他の構造は40 m²・30 m²)。廊下は煙感知器を歩行距離30 mにつき1個。事務所の廊下は煙感知器にする(第5項第2号)。

check_space の fireAlarm は、階ごとに要るかとその根拠、部屋ごとに要る感知器の数を返します。

1. どの階に要るか

模擬の建物は、各階21 × 15 mの3階建てで、階段は1つです。床面積は外壁の中心線で測り、各階307.84 m²・延べ923.52 m²として floorArea と totalArea に渡しました。用途は事務所((15)項)、主要構造部は耐火構造です。

階要るか根拠
1階要らない延べ1,000 m²未満で、その階だけでも要らない
2階要らない同じ
3階要る第11号:3階で床面積307.84 m²(300 m²以上)

建物全体は1,000 m²未満でも、300 m²以上の3階はその階だけで要ります。各階が299 m²(延べ897 m²)なら、3階も要りません。

2. 3階の感知器

3階
3階:北側に階段・トイレ・給湯室・書庫、廊下と事務室
部屋床面積感知器1個あたり個数
事務室183.34 m²煙150 m²2
書庫29.64 m²煙150 m²1
給湯室12.92 m²定温式(1種)60 m²1
廊下長さ17.3 m煙30 m1
合計5

天井の高さは2.7 mです。3階の給湯室の隣は書庫で(下の階は会議室)、会議室と同じく煙感知器にしました。給湯室は定温式の熱感知器(1種)にしました。厨房に向くのは定温式の特種か1種だけです(別表第一の二の三)。トイレは数えていません。この階では、トイレに感知器は求められていません(規則第23条第6項第3号)。

3. 飲食店なら、無窓階なら

  • 同じ建物が飲食店((3)項)なら。 建物全体に要ります(第3号:延べ923.52 m²で300 m²以上)。延べ面積を渡さなくても、階段から同じ答えになります。図面の階段を1階までたどると、3階からの直通階段は1つなので、第7号で建物全体に要ります。
  • 事務所の2階が無窓階なら。 要ります(第11号:無窓階で床面積307.84 m²)。事務所の無窓階では煙感知器が求められます(第5項第6号)。給湯室の感知器には、その注意が付きます。厨房のような部屋には煙感知器が向かず(第4項第1号)、定温式を付けます(第6項第1号)。

4. この数字の使い方

  • 図面を消防法と照らし合わせたもので、消防の検査や事前相談の代わりにはなりません。判断は消防署がします。
  • 部屋はそれぞれ1つの感知区域として読んでいます。0.6 m以上(熱感知器は0.4 m以上)突き出たはりがあれば区域は分かれますが、はりは描いていません。
  • 確かめていないこと:階段(高さ15 mにつき煙感知器1個)や竪穴、感知器が部屋に向くか、天井のどこに付けるか、スプリンクラーで覆う部分、複合用途の建物、警戒区域と受信機。