展示会の開場の朝のモデルを開く(登録なしで開けます。シミュレーションを動かすにはProが要ります)。開場の朝、有人カウンターとQRのキオスクをいくつ開けば、来場者を待たせずにすむか。事前登録を増やせば、カウンターを増やすのと同じになるか。同じ来場者で受付の数と事前登録の割合を変え、AIがシミュレーションで比べます。この記事では、模擬の展示会で、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字は、すべてその結果です。
1. 展示会と開場の朝
模擬の展示会は9:00に開場します。
- 来場者は、駅からの通路・タクシー乗り場・シャトルバス・駐車場から、朝の波でランダムに来ます(基本は1時間に200人の割合で、最初の10分はその1倍、次の15分は2.5倍、次の15分は1.5倍、最後の10分は0.6倍。10回の平均で253.9人)。12%はクロークに寄ります。
- 70%は事前登録していて、1本の列で空いたQRのキオスクに並びます(読み取りと印刷で25〜90秒、そのあとストラップ)。残りは蛇行の1本の列で有人カウンターに並びます(記入・身分証・バッジで90〜240秒、印刷10〜20秒)。
- そのあと全員が手荷物検査に並び(10〜30秒)、展示ホールへ入ります。
- いまは、有人カウンター4か所(最大6)、キオスク4台(最大8)、検査4レーンを開けています。
- 計算していないもの:混雑の物理、列を見てやめる人・列を移る人、来場者数・商談・売上の予測。
2. どこで並ぶか
1回の計算が重いため、AIは sweep_process_parameters を1回の呼び出しで2つずつ(いまの設定とほかの1つ)、同じ乱数の10回走らせました。いまの設定で:
| 受付 | 来た人 | 待ち(平均) | 最長の待ち | 最長の列 |
|---|---|---|---|---|
| 有人カウンター | 77.3人 | 9.0分 | 17.2分 | 24.8人 |
| QRのキオスク | 176.6人 | 2.2分 | 5.3分 | 23.6人 |
| 手荷物検査 | 253.9人 | 0.3秒 | 14.3秒 | 2.1人 |
- 来場者の3割の有人カウンターの人が、平均9.0分待ちます。クロークや検査も含めて、1人が並んで待った時間の合計は、全員の平均で4.4分です。
- 最長の待ちと最長の列は、それぞれの回でいちばん長かった値の10回の平均です。
3. 受付を変えると
| 変えたこと | 有人カウンター | QRのキオスク | 手荷物検査 | 1人が待つ時間の合計 |
|---|---|---|---|---|
| いま | 9.0分 | 2.2分 | 0.3秒 | 4.4分 |
| 有人カウンター5か所 | 4.7分 | 2.2分 | 0.5秒 | 3.0分 |
| 有人カウンター6か所 | 2.3分 | 2.2分 | 0.7秒 | 2.3分 |
| キオスク8台 | 9.0分 | 0.0分 | 1.5秒 | 2.9分 |
| 事前登録85% | 0.8分 | 5.3分 | 0.3秒 | 4.6分 |
| 事前登録85%・キオスク8台 | 0.8分 | 0.1分 | 2.9秒 | 0.2分 |
| 検査2レーン | 9.0分 | 2.2分 | 126.1秒 | 6.5分 |
- 有人カウンターを6か所にすると、1人が待つ時間の合計は2.1分短くなります(同じ回どうしで、95%区間は1.4〜2.8分)。
- キオスクを8台にしても、有人カウンターの待ちは9.0分のままです。全体では1.5分短くなります。
- 事前登録を85%にすると有人カウンターは0.8分になりますが、キオスクが4台のままなら列はキオスクへ移り(5.3分、最長の列45.0人)、全体の待ちは変わりません(差の区間に0を含む)。キオスクも8台にすると0.2分で、4.2分短くなります(95%区間は3.1〜5.2分)。
- 手荷物検査を2レーンに減らすと、そこで平均2.1分(最長5.0分)待ち、全体の待ちは2.1分長くなります。
4. この数字の使い方
- 来場者の来る時刻の分布(前回の入場ゲートの記録)、事前登録の割合、カウンターとキオスクの1人あたりの時間、検査の時間を、自分のイベントで測った値でAIに伝えてください。スタッフ1人とキオスク1台の費用も。
- 事前登録を増やすときは、キオスクの台数と一緒に確かめてください。
- 計算していないもの:混雑の物理、列を見てやめる人・列を移る人、来場者数・商談・売上の予測。



