居酒屋のモデルから始める(無料登録)か、自分の図面を描いてください。飲食店は、収容人員が30人以上になると防火管理者を定めなければなりません。収容人員はいすの数ではなく、決まった方法で図面から部屋ごとに数えます。この記事では、模擬の170 m²の居酒屋で、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字は、すべてその結果です。
消防法の数え方
消防法施行規則 第1条の3と消防法施行令 第1条の2・第3条(e-Govの条文で確認)から、飲食店(令別表第一(3)項)は次のとおりです。
- 従業者の数:雇用の形によらず、ふだん同時に勤務する最大の人数。
- 固定式のいす席:1席ずつ。ボックス席の長いすのような長いすは、正面の幅を0.5 mで割る(1未満は切り捨て)。
- その他の客席(動かせるテーブルといす、座敷):床面積を3 m²で割る(1未満は切り捨て)。
- 廊下・階段・便所は数えません。厨房や休憩室は、従業者として数えます。
- 30人以上で防火管理者が要ります。建物の延べ面積が300 m²未満なら乙種防火管理講習の修了者でもよく、300 m²以上は甲種です。
長いす1脚ごと、部屋ごとに端数を切り捨ててから足します(新潟市消防局の運用基準。東京消防庁の「収容人員の算定方法」も端数は切り捨て)。check_space の occupantLoad に、用途・従業者の数・部屋ごとの数え方を渡すと、部屋ごとの数、合計、防火管理者が要るかを返します。
1. 居酒屋の収容人員
| 部屋 | 数え方 | 数 |
|---|---|---|
| カウンター(固定のいす7脚) | 固定のいす席 | 7 |
| ボックス席(1.5 mの長いす6脚) | 固定のいす席、1脚 1.5 ÷ 0.5 m | 18 |
| テーブル席(38.48 m²) | 床面積 ÷ 3 m² | 12 |
| テーブル席(東、20.10 m²) | 床面積 ÷ 3 m² | 6 |
| 座敷(16.96 m²) | 床面積 ÷ 3 m² | 5 |
| 従業者 | 同時に勤務する最大の人数 | 6 |
| 合計 | 固定席25 + 床面積で23 + 6 | 54 |
床面積で数える部屋は、部屋ごとに端数を切り捨てます(12 + 6 + 5 = 23)。75.54 m²を足してから割ると25人になるので、数え方は消防署に確かめてください。床の検査(check_space)の指摘は0件で、入口から全部の部屋に人が行けます。
2. 防火管理者は要るか
要ります。54人は30人以上です。居酒屋だけの建物なら、延べ面積は床の165.24 m²(外壁の中心線まで)で300 m²未満なので、乙種の講習の修了者でもかまいません。延べ面積400 m²の建物の1つの階なら、同じ54人でも甲種が要ります(grossFloorArea: 400)。
収容人員は建物ごとに数えます。いくつもの階・テナント・用途がある建物では、それぞれの部分を数えて足すので、30人の線は建物で見ます。全部の階の部屋を渡すか(部屋ごとに floor)、建物のほかの部分の人数を othersInBuilding、その用途を othersUse に渡してください。いくつもの用途がある建物の線は、福祉施設(6項ロ)があれば10人、飲食店・物販店などの特定用途があれば30人、それ以外は50人です。建物の一部だけを数えて線より少なくても、防火管理者が要らないとは言えないので、道具は needed: null と答えます。管理の権原がテナントごとに分かれている建物では、自分の部分が30人未満のテナントは、乙種の講習の修了者を防火管理者にできます(令第3条第3項)。
3. いすの数と収容人員は違う
2つのテーブル席には32脚のいすがありますが、動かせるいすは床面積で数えるので18人(12 + 6)です。テーブル席のいすが全部床に固定されていたら1脚ずつ数え、合計は68人になります。1.5 mの長いすは、2人座っても3人座っても3人です。いすが固定かどうかは消防署が判断します。数え方ごとにゾーンを分けて描き、それぞれの数え方を渡してください。
4. この数字の使い方
- 消防法の数え方での人数で、入れる人数でも、消防署の判断でもありません。部屋の区分(長いすが固定か、待合を数えるかなど)は消防署が決めます。
- 従業者の数は渡してください。パートやアルバイトを含めて、同時に勤務する最大の人数です。
- 用途・面積・収容人員で決まる消防用設備(自動火災報知設備、消火器、誘導灯など)は確かめていません。
- 同じ
occupantLoadで、劇場・集会場、物販店、診療所、図書館、事務所も、それぞれの数え方で数えられます。



