アパレル店の品出しのモデルを開く(登録なしで開けます。シミュレーションを動かすにはProが要ります)。土曜の売場で、品出しの人が1人で足りるか、2人目が要るか。同じ棚の空き方で人数と作業の時間を変え、AIがシミュレーションで比べます。この記事では、模擬の店で、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具を動かしました。以下の数字は、すべてその結果です。

1. 店と土曜の品出し

模擬の店は、通りに面した2階建てのアパレル店です(試着室は何室?と同じ店)。

  • 土曜の2時間に、売場の棚がランダムに空きます(1時間に平均8か所、20回の平均で14.7か所。1階の婦人35%・小物15%、2階の紳士30%・デニム20%)。
  • 空いた棚は、手の空いた品出しの人を待ちます。品出しの人は1階のストックルームでサイズをそろえ(1〜6分、よくあるのは3分)、カートで棚へ運び(2階へは業務用エレベーター)、棚を埋めて(2〜10分、よくあるのは5分)戻ります。棚が空いている時間は、空いてから埋まるまでです。
  • 客は1時間に120人で、品出しの人のじゃまにはなりません。
  • 4時間の時点までに埋まった棚の平均です(埋まっていない棚は平均に入りません)。
  • 数えていないもの:混雑の物理、在庫の数、売り切れのサイズ、売り逃し。

2. 品出しの人数

保存されているシナリオでは、品出しの人数はパラメータではありません。AIはシナリオの写しを作って人数をパラメータにし(put_process_scenario、元のシナリオはそのまま)、sweep_process_parameters で1〜3人を同じ乱数の20回走らせました。

品出しの人棚が空いている時間うち品出しの人を待つ動いていた割合(4時間のうち)
1人(いま)34.0分24.6分62%
2人12.1分2.5分31%
3人10.0分0.4分21%
  • 1人では、棚が空いている時間の7割が、品出しの人を待つ時間です。20回のうち1回は、4時間の時点で埋まっていない棚が1つ残ります。
  • 2人目で、棚が空いている時間は21.9分短くなります(同じ回どうしで、95%区間は15.2〜28.7分)。3人なら10.0分で、待ちは0.4分。残りはサイズをそろえ、運び、埋める時間です。

3. 棚が空く数が多い日

1時間に12か所空く日(20回の平均で22.8か所)にしました。棚が空いている時間:

品出しの人1時間に8か所(いま)12か所
1人34.0分61.1分
2人12.1分18.4分
  • 1人では4時間のうち89%動き、1回あたり平均1.7か所が4時間の時点でまだ埋まっていません(61.1分は、それを除いた平均です)。
  • 2人なら18.4分で、4時間までにすべて埋まります。

4. 1人のまま作業を速くすると

1人のまま、サイズをそろえる時間と棚を埋める時間(どちらもよくある時間)を短くしました。

サイズをそろえる棚を埋める棚が空いている時間
3分(いま)5分(いま)34.0分
3分3分20秒30.6分
2分5分32.0分
2分3分20秒28.6分
  • 両方を短くしても5.5分短くなるだけで(95%区間は4.3〜6.7分)、2人目の21.9分には届きません。1人のときは、作業の時間より、品出しの人を待つ時間が長いためです。

5. この数字の使い方

  • 棚が空く回数(時間帯ごと・売場ごと)、サイズをそろえる時間と棚を埋める時間、ストックルームから売場までの道とエレベーターを、自分の店で測った値でAIに伝えてください。品出しの人の時給も。
  • 棚が空いている時間が短くなっても、それだけで売上が増えるとは言えません。人の費用と合わせて決めてください。
  • 数えていないもの:混雑の物理、在庫の数、売り切れのサイズ、売り逃し。