老人ホームや介護施設の居室の広さの基準は、施設の種類ごとに違います。1室あたりで決めるもの、入居者1人あたりで決めるもの、収納を除いて数えるものがあります。この記事では、6種類の施設の会員向けのモデルの居室を、それぞれの基準で、AIがMCPで呼ぶのと同じ道具(check_space の areaPerPerson)で測りました。以下の数字と図は、すべてその結果です。

1. 施設ごとの基準

施設居室の基準決まり
特別養護老人ホーム(ユニット型)1室10.65 m²以上(2人の居室は21.3 m²以上)特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準第35条第4項第1号イ(4)
介護老人保健施設(老健)入所者1人8 m²以上、1室4人以下介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準第3条第2項第1号
認知症グループホーム1室7.43 m²以上指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準第93条第4項
有料老人ホーム個室で、入居者1人13 m²以上厚生労働省の有料老人ホーム設置運営標準指導指針5⑼
サービス付き高齢者向け住宅1戸25 m²以上(共用の居間・食堂などが十分なら18 m²以上)国土交通省・厚生労働省関係高齢者の居住の安定確保に関する法律施行規則第8条
障害者グループホーム1室7.43 m²以上(収納設備等を除く)指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準第210条第8項第2号
  • 1室か1人か。 老健は入所者1人あたりで、4床室なら32 m²が要ります。ほかは1室(1戸)あたりです。
  • 収納を除くか。 障害者グループホームは基準の本文で収納設備等を除きます。認知症グループホームは本文に書いてありませんが、収納を除いた実有効面積で数える自治体があります(例:枚方市の手引)。
  • 省令か指針か。 有料老人ホームの13 m²は国の指針で、届け出る自治体の指針が別に決めていることがあります。

2. 6つのモデルの居室

AIは、各モデルの入居者の居室すべてを、それぞれの基準で測りました(モデルを開いたときのまま)。広さは壁の内側に描いた区画です。

施設モデル居室いちばん小さい居室基準に足りない居室
特養(ユニット型)特別養護老人ホーム10室15.12 m²なし
老健介護老人保健施設5室(20床)療養室 5:31.20 m²(4床、1人7.80 m²)1室
認知症グループホーム認知症グループホーム9室居室 6:7.50 m²(たんすを除くと6.96 m²)図のままならなし、たんすを除くと1室
有料老人ホーム介護付き有料老人ホーム12室居室 7:16.20 m²なし
サ高住サービス付き高齢者向け住宅10戸18.55 m²25 m²にはすべて足りない(18 m²には足りる)
障害者グループホーム一戸建て(平屋の4LDK)4室洋室2:8.64 m²なし
基準の広さと、モデルのいちばん小さい居室
棒が基準(老健は入所者1人あたり)、点がモデルのいちばん小さい居室
  • 老健の療養室5は、1人7.80 m²。 6.0 × 5.2 mの4床室で、ほかの療養室(1人8.32 m²)より狭く、8 m²に足りません。
  • グループホームの居室6は、たんすで足りなくなる。 図のままの7.50 m²なら7.43 m²に足りますが、たんすの足もとを除くと6.96 m²です。
  • サ高住の住戸は18 m²の緩和しだい。 18.55 m²の住戸は25 m²に届かず、18 m²にするには、共用の居間・食堂などが十分な広さであることが要ります(「十分」の数は国の規則にありません)。

それぞれの施設の詳しい確かめ方と、足りない居室の直し方は、別の記事に書きました:特養のユニット、老健、認知症グループホーム、有料老人ホーム、サ高住、障害者グループホーム。

3. 使い方と、分からないこと

  • 広さは区画から。 区画は壁の内側(内法)に描いています。有料老人ホームの廊下の幅の緩和は壁芯の18 m²で数えるなど、数え方が基準で違うことがあります。
  • 見ていないもの。 共用の部屋(食堂・機能訓練室・共同生活室・居間)、廊下の幅、トイレや洗面、消防の設備は、この記事では確かめていません(それぞれの記事を見てください)。
  • 自治体の基準。 自治体が、国の基準と違う基準や指針を決めていることがあります。届け出る自治体の基準をAIに伝えてください。

使った道具

  • check_space:居室ごとに、基準の広さに足りるか(areaPerPerson、老健はベッドの数で、認知症グループホームはたんすを除く広さも)